MOS資格とは?独学の難易度と勉強方法を解説
目次
「MOSってどんな資格?」
「難易度はどのくらいなんだろう…。」
「履歴書に書いて面接時にアピールできるのかな?」
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、MOSの資格保有者101名を対象にアンケート調査を実施しました!MOS試験の内容や難易度、取得して良かったことや初心者におすすめしたい勉強方法についてを紹介します。
さらに、先輩合格者からのアドバイスも紹介していくので、「MOSの資格を取得しようか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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MOSとはどんな資格?
MOSとはマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)の略です。
マイクロソフト社の認定資格のことで、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスの一定の操作スキルを証明できます。
試験はWordとExcel、PowerPoint、Accessなどに分かれており、難易度はスペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)があります。この中で特に人気なのがWordとExcelです。
試験合格後には世界共通の「合格認定証」や「デジタル認定証」が発行され、グローバルで活用できるレベルの検定です。
今ではパソコンスキルは仕事に欠かすことができません。そのため、MOS資格は就職や転職の面接でアピールできたり、履歴書に記載できたりするレベルの資格試験です。一般事務や経理、営業など様々な職種で活かすことができます。
MOS試験の基本情報
続いて、MOS試験の日程や費用などの概要について紹介します。
受験を検討している人は、事前に詳細を把握しておきましょう!
【MOSの試験情報】
全国一斉試験 | 随時試験 | |
---|---|---|
実施日時 | 毎月1〜2回 | 各試験会場が設定した日程 (ほぼ毎日) |
試験会場 | 全国の指定会場から選択 | |
受験資格 | なし | |
受験料 | 7,800円〜 | |
支払い方法 | ・クレジットカード ・郵便局払い ・銀行払い | 会場によって異なる |
MOSはの受験資格は特になく、年齢、性別、国籍問わず誰でも受験できます。未成年の方でも、保護者の同意を得たうえであれば受講が可能です。
試験は「全国一斉試験」「随時試験」の2つの方法があります。
「全国一斉試験」と「随時試験」は試験日と試験会場が異なりますが、受験料、試験内容、合格認定証はすべて同じです。いずれの受験方法でも、スペシャリスト、エキスパートの受験が可能です。
目的に合わせてそれぞれのレベルを選んでいきましょう!
MOSスペシャリストとエキスパートの違いは?
MOSには2種類のレベルがあり、スペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)があります。
出題範囲が重複しておらず、出題内容は大きく異なります。
それぞれの出題内容がどのように違うのか、特に人気のあるWordとExcelについて具体的にみていきましょう。
Word(ワード)
Wordはパソコンで文書作成を行う科目です。主に、段落の書式設定や目次の作成などを行います。
■スペシャリスト(一般)
おすすめの人 | ・初心者の人 ・基本的なWord編集機能を理解している人 |
---|---|
主な内容 | ・文字サイズやフォントの変更 ・表の作成や編集 ・作成した文書の印刷 |
■エキスパート(上級)
おすすめの人 | ・スペシャリスト保有者 ・高度なWord編集機能を理解している人 |
---|---|
主な内容 | ・スタイル機能 ・目次や索引作成などの長文機能 ・他のアプリケーションソフトからのデータ取り込み |
Excel(エクセル)
Excelではパソコンで表計算を行う科目です。主に、グラフの作成や編集などの操作を行います。
■スペシャリスト(一般)
おすすめの人 | ・初心者の人 ・基本的なExcel編集機能を理解している人 |
---|---|
主な内容 | ・数式や基本的な関数の作成 ・セルの書式設定 ・グラフ作成 |
■エキスパート(上級)
おすすめの人 | ・スペシャリスト保有者 ・高度なExcel編集機能を理解している人 |
---|---|
主な内容 | ・ピボットテーブルなどのデータ分析 ・条件付き書式や入力規則の設定 ・マクロの作成、編集 |
Word(ワード)もExcel(エクセル)もスペシャリストは基礎的な操作が求められる一方、エキスパートはより高度なスキルが求められる内容になっており、出題範囲が大きく異なります。
実務レベルの習得を目指すなら「スペシャリスト」がおすすめですが、より高度な技術を使って業務の効率化を図っていきたい方には「エキスパート」が向いています。
それぞれの目指す目的に合わせてレベルを選んでいきましょう。
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MOSの資格試験の難易度は?
MOSの正式な合格率は公表されていないものの、極端に難しい資格ではなく、独学でも合格しやすい資格と言われています。
しっかり勉強して対策すれば、決して難しい試験ではないと考えて良いでしょう。
では、MOSのスペシャリストとエキスパートはどのくらい難易度の違いがあるのでしょうか?それぞれの難易度について紹介します。
■スペシャリストレベル(一般)
スペシャリストレベルは、 一般的な業務でよく使う基本的な機能です。
Wordでは表の作成やテキストボックスの挿入、Excelではテーブルや関数が出題項目になっています。
難易度は一般レベルのため、初めての方でも十分合格を目指せます。
■エキスパートレベル(上級)
エキスパートレベルは、高度な機能により高い生産性が実現できます。
データ集計やグループワーク管理を目的とした機能など、 ワンランク上のレベルです。スペシャリストに比べて難易度は高くなり、より高度で効率的な業務を目指すレベルとなります。
また、MOSの試験はスペシャリスト、エキスパートともに毎回一定の試験内容のため、模擬試験などで対策しやすい資格と言われています。
マイクロソフトオフィスのスキルが元々ある人にとっては、簡単な出題傾向の対策をするだけ取得できてしまうかもしれません。
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初心者は、まずはスペシャリストの取得がおすすめ
初心者の方がMOSの受験を検討する際、「まずは何から受けるべきだろう?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこでエラベル編集部では、101名のMOS資格保有者を対象にアンケート調査を実施!
その中で「初心者が就職・転職に活かすことを目的にMOSを取得する際、どの種類の取得がおすすめですか?」という質問に対する回答結果は、以下の通りとなりました。
先輩合格者の結論としては、初心者であればスペシャリストを受けることをおすすめするという意見が多数という結果となりました。
エキスパートとなれば難易度が上がるため、初心者であればまずはスペシャリストからの受験がおすすめです。スペシャリストは、日常業務で使うスキルを着実に身につけられる網羅的な内容になっています。
とはいえ、元々パソコン操作に慣れている方はいきなりエキスパートから受験も可能です。「高度な機能でワンランク上のスキルを身につけ差別化を図りたい!」という方はエキスパートからの取得を検討してみましょう。
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MOSは役に立たないって本当?取得メリットとは
MOS資格を検討している方の中には、「MOSって本当に役に立つの?」と不安に思われている方もいるのではないでしょうか。
資格取得者のアンケートを参考に、MOSを取得して良かったと思ったことやメリットをまとめました!
実際の声とともに紹介していきます。
■MOSを取得するメリット
上から順番に確認していきましょう。
実用的な能力が身につく
MOSは資料作成など実務の流れに沿った形式で勉強していくため、実用的な能力が自然と習得可能です。パソコンの基本操作から応用まで幅広い実用的なスキルが身につきます。
最近では、どんな仕事でもパソコンを使う機会が増えているため、仕事を続けている限り長く役立つスキルとも言えます。スキルがあれば、新たに就職した仕事先でも不安なく実務を進めることができ、自信にも繋がっていくでしょう。
スキルの証明になる
パソコンスキルがあったとしても、資格がなければ客観的にスキルを伝えることは難しくなります。
しかし、MOSを取得していることで一定のスキルを保有しているという証明になり、相手に安心感や信頼感を与えられます。その結果、仕事を安心して任せてもらえ、仕事に取り組むことができるでしょう。
就職・転職で有利になる
MOS資格は、就職・転職活動中に履歴書に記載することで、書類選考や面接時にアピールできます。
特に事務職や営業職ではパソコンスキルが必要なため、資格があると有利に働く傾向にあります。「資格を活かして就職後には〇〇の仕事も対応できます。」と具体的にアピールすることで面接官に説得力を感じてもらえるでしょう。
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MOS資格が有利になる職種とは?
MOSの資格取得を検討している方の中には、就職や転職の際に有利になるようにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
MOSはさまざまな職種でさまざまなシーンで活かせる資格です。
具体的にどんな職種に有利になるのかを見ていきましょう。具体的には、以下の4つを紹介します。
一つずつ、紹介していきます。
一般事務、営業事務
事務職は書類作成や納品書など仕事内容が幅広く、日常的にパソコンを使用します。
業務を効率化させるためにも、特にExcelは学んでおきましょう。
また、営業事務は営業用の提案資料をPowerPointで作成する機会もあり、MOSのスキルは必ず必要になります。どんな業種の事務職でも、MOSを取得しておくと役立つでしょう。
経理、経理事務
経理や総務などの職種では、表計算をすることがほとんどのため、Excelを多用します。
関数やピポートテーブルなどを使うExcelでの集計作業では、MOSのスキルを活かすことで仕事を効率良く終わらせることができます。膨大なデータを集計する際も時間をかけずに進めることができるので、会社から見ても重宝される人材になるでしょう。
計算速度が上がったり、処理能力が速かったりするため作業の効率化を図ることができます。
営業
営業においてもMOSのスキルは有利になります。
お客様向けの提案資料作成や報告書作成にパソコンは必須です。直接的に売上にならない事務処理の時間をかけず、効率的に作成することで、営業活動に専念できます。
その結果、営業活動がスムーズに運び、成果にもつながりやすくなるでしょう。
管理職
意外に思うかもしれませんが、MOSは管理職やマネージャー職にも役立ちます。
管理職は売り上げ管理や報告書の作成など、データを元に動向を把握していく機会も多くあります。
また、アパレルや物販などでも在庫管理や売上の管理が必要です。MOS資格を活かすことで、事務的な業務の時間を短時間で終わらせることができます。
独学可能?MOS資格のおすすめ勉強方法は?
MOSは、独学でも合格できるのか、資格取得者101名に、おすすめの勉強方法について聞いてみました。
アンケートによると、「自分に合う参考書を購入し、自分のペースで独学で勉強する」のが一番おすすめという意見が多く見られました。
MOS合格者の意見はこちら。
参考書をただ読むだけではなかなか頭に入りにくいこともあります。MOSは実技試験なので、知識を頭に叩き込むのではなく、 パソコンの前で実際に手を動かしながらマスターしていきましょう。
しかし、気になる意見として「スクールに通うことで勉強を途中で断念することがない」という声もありました。
スクールに通うことで、資格取得に向けて一緒に頑張る仲間がいると励みになりますよね。必要な知識は参考書で学べたとしても、資格取得は勉強するモチベーションや継続力も必要です。また、独学の場合、質問できる場がないことで行き詰まってしまうこともあるかもしれません。
自分に合う環境はそれぞれです。「自分のペースでコツコツしていきたい方は独学」「仲間に刺激をもらいながら勉強するモチベーションを保ちたい方は通信講座」というように、自分が頑張れる勉強方法を選んでいきましょう。
■MOSの対策講座を受けられる通信講座
MOS合格者が選ぶおすすめ参考書5選
MOS合格者の体験談の中には、勉強をするときには「自分に合ったテキスト選びが大切」「参考書選びが重要」という意見も寄せられました。
そこで合格者の方が選んだおすすめの参考書をアンケート!特に人気だったおすすめの参考書を実際の口コミとともに5冊紹介します!
商品画像 | 書籍名 | 口コミ満足度 | ページ数 | 版型 | 出版年月 | |
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詳細情報
参考書は見せ方や、説明の仕方によって自分に合う・合わないがあると思います。
Webサイトや書店で実際に目次や中身を見てみて、「この参考書なら勉強しやすそう!」と思ったものを選んでみてくださいね!
MOS資格を履歴書に書くのは恥ずかしい?履歴書への書き方
結論から先に言うと、MOS資格を履歴書に書くのは恥ずかしいことではありません。
なぜならパソコン操作が全くの素人ではないことを客観的な視点からアピールできるからです。
そもそもなぜ「履歴書に書くのは恥ずかしい」と不安に思うのかというと、「WordやExcelは使えて当たり前」という風潮があるからではないでしょうか。
パソコンの普及に伴い、Word や Excel を使える人が増えているかもしれませんが、パソコンスキルのレベルを示すことはなかなかできません。 スキルレベルは曖昧になりやすいものですが、MOS資格を取得したなら客観的な指標でスキルを伝えることができます。
特に事務職に就職や転職をする際はパソコンスキルは必須です。MOSを取得したなら、履歴書にはしっかり記載しましょう。
また、資格取得者の声の中には「就職活動時に取得していることで面接官との会話に繋がりました。」という声もありました。
MOS資格を取得しているとことで、一定のパソコンスキルを客観的に証明できるだけでなく、会話が広がる可能性もあります。ただし、職種によって求められるスキルが異なるので、どのくらいアピールするかはそれぞれのケースによるでしょう。
履歴書に書くときは、以下のように書いていきます。
- Microsoft Office Specialist Word 365&2019 取得
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 365&2019 取得
- MOS Word 365&2019 取得
正式名称で記載するのがベストですが、履歴書の記入欄が限られる場合は略称でも問題ありません。
履歴書に記載し、自分の強みをアピールできる武器を増やしていきましょう。
まとめ
MOS(Microsoft Office Specialist)といえば、パソコン資格の中でも認知度の高い人気資格です。MOS資格は一般事務だけでなく、営業や管理職など幅広い職種で活かせる資格です。
WordやExcel、スペシャリストやエキスパートと受験科目やレベルが分かれているので、目的に合わせて選んでいきましょう。
最後に、MOS資格の概要とメリットをもう一度おさらいしていきましょう。
【MOSの試験情報】
全国一斉試験 | 随時試験 | |
---|---|---|
実施日時 | 毎月1〜2回 | 各試験会場が設定した日程 (ほぼ毎日) |
試験会場 | 全国の指定会場から選択 | |
受験資格 | なし | |
受験料 | 7,800円〜 | |
支払方法 | ・クレジットカード ・郵便局払い ・銀行払い | 会場によって異なる |
「MOSの資格を取っても役に立たない…?」と不安な方もいるかと思いますが、MOSにかぎらず取得して意味のない資格なんてありません。
MOSにも様々な取得メリットがあります。
■MOSを取得するメリット
MOS資格はパソコンスキルの証明や就職・転職の武器にもなる、幅広く役立つ資格です。
また、新しい仕事についた後も実用的に活かせるスキルなので自信を持って仕事を進められるようになります。
MOS資格は初心者でもスキルがある方でも、自分のレベルや目的に合わせて受験することが可能です。パソコンスキルの証明にもなるMOS資格を取り、就職や転職に活かしていきませんか?スキルアップの一つとして、取得を目指していきましょう!
「選ぶをもっと楽しく」をコンセプトに、専門家・愛好家・体験者の方にご協力頂きながら、買い物やサービス選びに悩む方たちをサポートします。一人ひとりにフィットした情報に届け、皆さんの「したい」を叶えます。
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