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運動していないときでもプロテインは飲める?必要な理由や筋肉との関係についても紹介

運動していないときでもプロテインは飲める?必要な理由や筋肉との関係についても紹介

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新型コロナウイルスによる「巣ごもり需要」から、プロテイン市場は年々拡大をしています。

プロテインは「トレーニングをする人が飲むもの」と思われがちですが、運動習慣のない方が摂取しても問題ありません。

ただ、プロテインを飲むメリットや注意点を押さえておかないと、無駄になるどころか健康に悪い影響を与えてしまいます。

本記事では、運動をしていない方がプロテインを飲むメリットやポイントを解説しています。

ダイエットにおすすめのプロテインも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

運動しないでプロテインを飲んでも大丈夫?

運動なしで飲んでも大丈夫?

プロテインは、私たちが生きる上で欠かせないタンパク質を豊富に含む食品なので、運動をしていない人が飲んでも問題ありません。

ここでは、運動しない人でも飲める理由を2つに分けて紹介します。

タンパク質は健康を保つために必要な栄養素

プロテイン(Protein)は牛乳や大豆から抽出したタンパク質です。タンパク質は私たちが健康的に生活するうえで欠かせない栄養素で、主に以下3つの働きがあります。

  • 筋肉、髪の毛、皮膚などの構成成分
  • 酵素、抗体の材料
  • 体を動かすためのエネルギー源

タンパク質が不足すると、筋肉量や骨量の低下、肌荒れなどが起こるため、一定量を毎日摂取する必要があります。

三大栄養素割合(%)
炭水化物50~65
脂質20~30
タンパク質13~20

参考:農林水産省「ちょうどよいバランスの食生活」

運動していない人でも1日「体重×0.9g」のタンパク質が必要です。ただ、仕事で忙しかったり少食だったりして、毎日の摂取が難しい場合もあります。

プロテインなら1食あたり20g前後のタンパク質が含まれているため、手軽に栄養を補給できるのです。

摂取カロリーを意識したら太らない

プロテインは1杯あたり約100kcalと、おにぎり1個分と同等のカロリーしか含まれていません。

食品例カロリー
プロテイン1杯約100kcal
おにぎり1個約150kcal
ロールパン1個約100kcal

私たちの体に脂肪が付く原因は、1日の総エネルギー消費量(消費カロリー)と摂取カロリーの関係にあります。

「消費カロリー < 摂取カロリー」となると、余ったカロリーが脂肪となって体に付いてしまいます。

つまり、消費カロリーさえ上回らなければ、プロテインは毎日飲んでも問題ありません。

適切場カロリー計算を行いながら、プロテインを日常生活に取り入れてみましょう。

運動をしないでプロテインを飲むと筋肉は大きくなる?

プロテインで筋肉は大きくなる?

プロテインはタンパク質を手軽に補給できる便利な食品です。ただ、運動しないで飲んでも筋肉はほとんど大きくなりません。

筋肉はトレーニングによる負荷がかかると、以下の過程で成長します。

  1. トレーニングの負荷やストレスで筋繊維が損傷する
  2. 筋細胞が活性化して数を増やす
  3. 増えた細胞によって筋繊維が修復される
  4. 筋肉(筋繊維)が大きくなる

参考:厚生労働省「筋力・筋持久力」

確かに筋肉の合成にはタンパク質が必要です。ただ、トレーニングの負荷で筋繊維を損傷させないと、プロテインは筋肉に対してうまく機能ししません。

筋肉は代謝量(消費カロリー)の増加に関わるため、ダイエットや太りづらい体作りに重要です。

筋肉を大きくしたいと考えている方は、プロテインを飲むだけでなく、運動(特に筋トレ)も定期的に行いましょう。

筋トレをした後に飲むと効果的

プロテインの効果を最大限活かしたい方は、筋トレ後に飲みましょう。

トレーニングで筋肉に負荷をかけると、筋肉を成長させるホルモン(成長ホルモン)が分泌されて、筋肉を大きくする動き(筋タンパク質合成)が活発になります。

筋タンパク質合成の期間は少なくとも2日続くと言われています。

ただ、トレーニング終了から摂取までの時間が短いほど、筋タンパク質が合成されやすいため、なるべく早くプロテインを飲むとよいでしょう。

参考:下村 吉治「運動後の筋タンパク質合成のためのタンパク質・アミノ酸栄養」

運動していない方がプロテインを飲むメリット

プロテインを飲むメリットを解説している画像

運動していない方がプロテインを飲むメリットは、以下の3つです。

  • 手軽にタンパク質を摂取できる
  • 忙しいときでも短時間で補給できる
  • 栄養補助食品として活用できる

プロテインには1杯あたり約20gのタンパク質が含まれているため、忙しくて食事を摂る時間がない方や少食の方におすすめです。

運動していない人でも「体重×0.9g」必要なタンパク質は、日頃から偏った食生活を続けていると不足しがちです。

プロテインなら毎日1杯飲むだけで、1日に必要なタンパク質の2割以上を摂取できます。

(例)体重60kgの場合
60kg×0.9 = 54g以上のタンパク質を摂取する必要ある
→プロテイン1杯で3割以上のタンパク質を確保できる

運動しないでプロテインを飲むときのポイント

プロテインを飲む時のポイント詳細

運動の有無に関わらずプロテインは、私たちの生活に良い影響を与える食品です。

ただ、以下3つのプロテインを飲む際のポイントを押さえておかないと、健康に悪い影響を与えてしまう可能性があります。

  • プロテイン以外の栄養素も意識する
  • 飲みすぎには注意する
  • 目的に合ったプロテインを選ぶ

日常生活にプロテインを取り入れるためにも、飲む前に確認しておきましょう。

プロテイン以外の栄養素も意識する

プロテインはあくまでも栄養補助食品なので、タンパク質以外の栄養素も忘れずに摂りましょう。

栄養素特徴主な食品類
炭水化物脳や体のエネルギー源。不足すると集中力の低下や疲労感を引き起こす。お米、パン、麺類
脂質体のエネルギー源だけでなく、細胞膜やホルモンの材料としても活躍する。肉、魚、油脂類
ビタミン体の機能を正常に保つ栄養素。体内でほとんど合成できないため、食品から摂取する必要がある。野菜、果物類
ミネラル健康な体を支えるための栄養素。ビタミンと同じく体内でほとんど合成できない。野菜、果物類
食物繊維腸内環境を整える栄養素。水溶性は糖の吸収を抑える働き、不溶性は腸内に溜まっている便を押し出す働きがある。きのこ類、海藻類

特に炭水化物、脂質、タンパク質は三大栄養素と呼ばれており、私たちが健康に動くために欠かせない栄養素です。

ビタミンやミネラル、食物繊維も元気な体をサポートするために必要な栄養素で、体内でほとんど合成できないため、食事から摂取する必要があります。

タンパク質はプロテインだけでなく、以下の食材からも摂取可能です。

食材例可食部100gあたりのタンパク質量(g)
鶏むね肉(皮なし)24.4
さば(生)20.6
あじ(生)19.7
鶏もも肉(皮なし)17.3
鶏卵(生)12.2
ブロッコリー(生)5.4

出典:文部科学省「食品データベース」
タンパク質はもちろん、エネルギー源になる炭水化物や脂質、体の調子を助けるビタミンやミネラル、食物繊維も考慮して、バランスの良い食生活を目指しましょう。

飲みすぎには注意する

プロテインはタンパク質を手軽に補給できる便利な食品です。ただ、飲みすぎると健康を害する可能性があるので注意しましょう。

タンパク質はトレーニング習慣の有無や体重によって、1日あたりの必要量が変化します。

タイプ1日のタンパク質必要量(g/kg)
トレーニング習慣がない0.9
トレーニング習慣がある1.4~2.0

参照:厚生労働省「タンパク質」
参照:日本スポーツ栄養研究誌「アスリートのたんぱく質栄養の考え方」

トレーニング習慣のある方は、筋肉を増やすために多くのタンパク質を摂取する必要があるため、1日2回以上プロテインを摂取しても問題ありません。

ただ、トレーニング習慣のない方が、ダイエットなどのためにプロテインを飲みすぎると、1日に必要なタンパク質量をオーバーしてしまいます。

タンパク質の摂りすぎは、カロリー過多による体脂肪の増加、腎臓や肝臓への負担など、私たちの体に悪い影響を与えます。

1日に必要なタンパク質量を把握してから、プロテインを活用しましょう。

目的に合ったプロテインを選ぶ

プロテインは以下5つの種類に分かれます。あなたの理想を叶えるためにも、目的にあったプロテインを選びましょう。

プロテイン特徴向いている人

WPC(Whey Protein Concentrate)
※ホエイプロテインの一種

牛乳の上清(ホエイタンパク)をフィルターろ過したプロテイン。
もっとも一般的な商品で、ドラックストアやスーパーなど幅広い場所で購入可能。

安くて継続しやすいプロテインを求めている方

WPI(Whey Protein Isolate)
ホエイプロテインの一種
WPCの不純物(糖質や脂質)を除去したプロテイン。
タンパク質含有量が高くカロリーも低いが、WPCよりも1,000円前後高い。
質の高いプロテインを求めている方
ソイプロテイン大豆から抽出した植物性プロテイン。
腹持ちが良いため、ダイエット向きのプロテインとしておすすめ。

大豆成分の摂取とダイエットを同時に行いたい方

カゼインプロテイン牛乳のカゼインタンパクを抽出したプロテイン。
体内でゲル状に固まるため、消化吸収が遅く、腹持ちが良い。
置き換えダイエットに活用したい方
ウェイトゲイナー通常のプロテインよりもタンパク質や糖質が多く含まれている。体重を増やしたい方

ダイエット目的の方には、腹持ちの良いソイプロテインやカゼインプロテインがぴったりです。特にソイプロテインは、健康的な食品と言われている大豆成分も摂取できます(参考:食品安全委員会「大豆イソフラボン」

筋肉を大きくしたい方は、1分でも早く筋肉にタンパク質を届けるためにも、消化吸収が早いWPCやWPIを購入してみましょう。

運動をしていない方におすすめのプロテイン3選

おすすめプロテイン3選タンパク質補給食品市場は年々規模の拡大が進んでおり、プロテインの種類も急速に増えています。

プロテイン市場のグラフ

引用:富士経済「拡大加速する、たんぱく補給食品市場を調査」

ただ、プロテインの種類が増えすぎて、どの商品が自分に合っているのかわからなくなる方も多いでしょう。

運動をしていない方がプロテインを選ぶ際には、以下3つの基準を参考にしてみましょう。

基準理由
ダイエットに利用できそうか食事やお菓子の代わりに摂取すると、1日の摂取カロリーを抑えられるから。
1kgあたりの価格は安いか価格が高くなると家計の負担が増えてしまうから。
味のクオリティが高いか価格や機能面の評価が高くても、美味しくないと続けられないから。

ここでは上記の基準を満たした、運動をしていない方におすすめのプロテインを3つ紹介します。

ザバス for Woman シェイプ&ビューティー ミルクティー風味

ザバス for Womanシェイプ&ビューティ
引用:SAVAS

ダイエットに利用できそうか1杯あたり76kcalと低カロリー。
ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も含まれている。
★★★★★
1kgあたりの価格は安いか900g 3,277円(税込)と手頃な価格で購入できる。
※値段はAmazonを参照
★★★★☆
味のクオリティが高いかソイプロテイン特有の大豆風味を感じさせない味に仕上がっている。
溶けやすく飲みやすいと評判。
★★★★★

プロテインメーカーとしてお馴染みのSAVASから登場した「ザバス for Woman シェイプ&ビューティー ミルクティー風味」は、ダイエット目的で活用したい女性におすすめです。

1杯あたり76kcalと低カロリーかつ、腹持ちの良いソイプロテインを採用しているため、食事の一部を置き換えると、摂取カロリーの減少につながります。

さらにソイプロテイン特有の大豆風味を感じさせない味に仕上がっているため、継続して飲みやすいです。

プロテインを飲みながらダイエットを進めたい方は、一度試してみましょう。

VALX ソイプロテイン チョコレート風味

バルクスソイプロテインチョコレート風味

引用:VALX

ダイエットに利用できそうか1杯あたり76kcalと低カロリー。
タンパク質含有量も高く(15.8g)、成長ホルモンの分泌に効果的なアルギニンも配合している。
★★★★★
1kgあたりの価格は安いか1kgあたり3,218円(税込)と継続しやすい価格。★★★★☆
味のクオリティが高いか高品質なプロテインが売りのVALX(バルクス)が提供しているため、飲みやすさや溶けやすさが評判。★★★★★

トレーナー界のレジェンド山本義徳氏が監修しているVALXのソイプロテインチョコレート風味は、ダイエットを進めつつ美味しいプロテインを飲みたい方におすすめです。

1杯あたりのカロリーが低く、タンパク質含有量も高いため、置き換えダイエットに適しています。

また、ソイプロテインの風味を感じさせない味のクオリティも特徴です。

スイーツ感覚で飲めるプロテインでダイエットを進めたい方は、検討してみるとよいでしょう。

ビーレジェンド WPCプロテイン ベリベリベリー風味

ビーレジェンド wpc プロテイン ベリベリベリー風味

引用:beLEGEND

ダイエットに利用できそうか1食あたり114.3kcalと低カロリー。★★★★☆
1kgあたりの価格は安いか1kgあたり3,980円(税込)とプロテインのなかでは、一般的な価格帯★★★☆☆
味のクオリティが高いか3種類のベリー(ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリー)を組み合わせており、
酸味と甘みのバランスが丁度よい。毎日飲みたくなる味のクオリティ。
★★★★★

ビーレジェンドWPCプロテインベリベリベリー風味は、毎日美味しく飲めるプロテインを求めている方におすすめです。

ビーレジェンドは、一流の美食家の評価で決定する優秀味覚賞や、商品の品質を評価するモンドセレクションで金賞を受賞するなど、プロテインのなかでも、味や品質がずば抜けています。

さらに1食あたり114.3kcalと低カロリーなので、毎日の生活に取り入れやすいのも魅力です。

味のクオリティが高いプロテインを長期的に飲みたい方は、ビーレジェンドのプロテインを選んでみましょう。

運動していないときもプロテインを摂取しよう

タンパク質は運動の有無に関わらず、私たちが生きるうえで欠かせない栄養素です。

プロテインはタンパク質を手軽に補給できる栄養補助食品です。ただ、1日の摂取カロリーやタンパク質量を管理しないで飲み続けると、体に悪い影響を与えてしまいます。

プロテインは正しく活用すれば、ダイエットや栄養補給に役立ちます。

本記事で紹介したプロテインを選ぶ基準や商品を参考にして、あなたの納得する食生活を作りましょう!

 

Writer執筆者
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渡邉輝


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社会福祉士/精神保健福祉士/介護福祉士 eikyu_pa_ma
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