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「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?資格保有者と採用担当の本音を徹底調査!

「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?資格保有者と採用担当の本音を徹底調査!

「資格は意味ないって本当?」
「資格を取って本当に役に立つのかな?」

就職・転職、キャリアアップの為に資格取得を検討する人の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解き明かすべく、今回は342人の資格保有者を対象にアンケート調査を実施!資格保有者だからこそわかるリアルな意見を基に「資格が意味ない」と言われている理由について詳しく紹介していきます。

さらに記事の後半では、就職や転職では資格保有者の方が面接で本当に有利になるのか、現場の採用担当者にアンケートを実施し、気になる本音を聞いてみました!

ぜひ最後までチェックして資格取得の参考にしてくださいね。

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資格保有者342人に聞く!「資格は意味ない」と言われる3つの理由

英検資格

今回、342人の資格保有者を対象に、「資格は意味ない」と言われる理由や「持っていても意味がないと感じた資格」やその理由についてアンケート調査を実施しました。

今回のアンケート概要
アンケート概要:資格保有者対象!「資格って意味ある?」についてのアンケート募集
対象者:何らかの民間・公的資格を持っている人
募集期間:2022年4月18日~4月20日
募集方法:インターネット調査

【質問内容】

・性別
・年代
・保有している資格は、仕事・私生活において役に立っていますか?
・保有している資格の中で正直取っても意味ないなと思った資格
・上記の資格を回答した理由
・資格を取るメリット
・「資格は意味ない」とよく言われる理由

アンケート内容の中から、まずは「資格は意味ない」と言われる理由について紹介します。

前提として342人中、約半数近くの160人の回答者が「持っていて意味のない資格はない」と回答しており、

「直接的には意味がなかったとしても自分の知識として財産になっている
「資格取得の為に勉強したことや勉強する習慣がついたことに価値がある

と、思っている人が多く見受けられました。

しかし、世間では「資格なんて持っていても意味ない」という声もよく聞かれます。どうしてそう思われてしまうのか、資格保有者目線の意見を聞いてみました。

アンケートの中で多く挙げられた意見は以下の3つです。

実際に寄せられたリアルな意見と共に、それぞれ詳しく解説していきます。

理由1. 特定の職種にしか活かしにくい資格が多い

図書館で本を探す女性 

「資格は意味ない」と言われる理由として最も多かった意見は、「特定の職種にしか活かしにくい」という意見でした。

例えば、

  • 図書司書の資格は図書館職員
  • 宅建の資格なら不動産業
  • 保育士なら保育園

など、保有資格に関連する職業に就いていれば活かせる資格も、全く関係のない仕事をしている場合は、資格を活かす機会がなく、「持っていても意味ない」と思ってしまうのでしょう。

実際に寄せられた意見をご紹介します。

30代前半
30代前半
特定の資格を取ると、そこでしか活用できないことがあります。例えば学芸員資格、これは博物館などにしか使えません。いざ働くとなると新人よりも経験年数が高いベテランの人から採用されていくので、実務経験者の方が有利だと思います。(意味ないと思った資格「幼稚園教諭」「学芸員資格」)
20代後半
20代後半
なかなかその資格に関係した就職に繋がらなかったりすることが挙げられると思います。現在の仕事で、資格を取れば資格手当がついて有利に働くことはあっても、就職していない人が資格を取ったところで採用される理由にまでならない現実が大きいからではないでしょうか。(意味ないと思った資格「なし」)
40代前半
40代前半
業務に関係していない資格はやはり実用性はないと思うのでマッチした仕事を選べていないことが原因だと思う。(意味ないと思った資格「実用英語検定準2級」)

理由2. すぐに給与アップに繋がるわけではない

お金と電卓

続いては、「すぐに給与アップに繋がるわけではないから」という理由も多く寄せられました。

企業の制度として資格手当や取得祝い金を導入している会社もありますが、全ての会社がそうであるとは限りません。

資格を取得してキャリアアップしたい!昇進・昇給したい!と思っている人にとっては、資格をとってすぐに昇進・昇給のチャンスがないと「せっかく取ったのに意味がなかった」と感じてしまう人も多いようです。

40代前半
40代前半
資格を持っていることで給料が上がるなどのメリットがないからだと思います。仮に資格があることで有利に就職できたとしても、日本の企業では「給料」という目に見える形でのリターンがないことが多いと思うので、資格保持者本人にうま味がありません。(意味ないと思った資格「簿記検定」)
30代後半
30代後半
資格がなくても働くことができ、がんばればどんどん昇格できるからだと思います。資格手当など充実した企業なら資格を取る意味も働く意欲ももっと高くなると思いますが、今の時代資格よりも学歴でしょうか。そうなると資格をもっていてもすぐに抜かされます。(意味がないと思った資格「美容師」)

理由3. 転職では資格より実務経験が重視される場合もある

面接

最後は、「転職では資格より実務経験が重視される場合もある」という理由です。

転職を目的に資格を取得しても、実際は実務経験者が求められる場合も多くあります。そのため、ただ資格を取ったからといって必ずしも転職で有利になるわけではありません。

また、面接時には人柄や会社との相性を重視する企業も多い傾向にあります

30代前半
30代前半
仕事において言うなら、有資格者でも仕事での経験がなく、即戦力として活かせないのであれば意味がないとみられるからだと思います。資格があってもなくても給料が変わらず、仕事ができるのであれば資格は飾り程度のものになるんじゃないでしょうか。(意味ないと思った資格「漢字検定」)
30代前半
30代前半
仕事のために取得した資格ではありましたが、机上の勉強と実際に実務で使うときには咄嗟に知識を出すことができなくて仕事上で役に立つことはほどんどありませんでした。資格がというよりはとにかく実務をコツコツとこなして数撃つことが大切だと思いました。(意味がないと思った資格「なし」)
20代前半
20代前半
転職活動では、思ったより資格に関する質問はなく、資格を持っていてもあまり優遇をされる印象がありませんでした。なので、書類選考や面接で有利になりそうだからという理由で資格を取ろうとする人は、結果あまり意味がなかったというように感じるのかもしれません。(意味がないと思った資格「なし」)

ただ、司法書士や行政書士などの業務独占資格(※1)や、宅建や登録販売者などの必置資格(※2)のように、そもそも資格を持っていないとその職種に就くことができなかったり、業界や資格の種類によっては、転職で有利な資格はもちろんあります。

後ほど現役・元人事で採用業務を経験したことがある方対象に「面接時に資格取得を重視するか?」のアンケート結果も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

「意味がない」と言われがちな資格ランキングTOP5

考える男女のビジネスマン

せっかく取得した資格が活かせないことは避けたいですよね。

そこで、資格保有者342人に保有している資格の中で「意味がないなと思った資格」があるかどうか聞いてみました!

結果は、以下の通りです。

意味ない資格ランキング

アンケートで「意味がない資格」という回答を集めたのは、「漢字検定」という結果となりました!続いて同率2位で「英語検定」「簿記検定」が続いています。

それぞれの資格を取得した理由を聞いてみると、漢字検定や英語検定を取得したのは学生時代であり、「学生時代に授業の一環として取得した」「資格を持っていると受験に有利だった」といったように、何かに活かそうという目的で取ったわけではない意見が多くありました。

そのため、「仕事ではそんなに役に立たない」「特に仕事や実生活で役立った実感はない」という声も見られました。

また、「簿記検定」や「秘書検定」は、社会人として知っておくべき会社の数字やビジネスマナーの知識を得られるという点では意味がありそうに思えますが、「実際の業務で何か役に立ったかと言われるとそうでもない」という声もありました。

このように、目的に合わない資格を取得しても、「意味がない」と感じる方が多いようです。

また、5位以下には、以下のような資格が挙げられました。

■5位以下の「意味のない資格」一覧

  • ホームヘルパー
  • ITパスポート
  • MOS
  • 食生活アドバイザー
  • アロマテラピー検定
  • TOEICなど

このような資格の場合、活かせる場所が限定されていたり、資格取得の難易度が低く資格を取得しても差別化につながらなかったりする傾向にあります。

しかし、アンケートでは「意味がない」という声が多かった英語検定や漢字検定も、取得した学生当時は努力が実り取得したことで自信につながったのではないでしょうか。資格は就職や転職のためのものではなく、プライベートや人生を豊かにすることにもつながります。

資格をどう活かすかは自分次第ということを踏まえた上で、資格取得を考える際の参考にしてみてくださいね!

企業の採用担当50人に聞く!選考で資格はどのくらい重視する?

履歴書

「資格は意味ない」と言われる理由の1つに、「転職では資格取得より実務経験が重視されるから」と多くの資格保有者から意見が挙がりました。

実際のところ、企業の採用担当者はどのように考えているのでしょうか?資格は面接で本当に重視されないのか、気になりますよね!

そこで、企業の人事部として採用業務を経験したことがある方50名を対象にアンケートを実施し、「営業職・事務職・販売職などの専門技術が必要としない職種において、選考時に求職者の保有資格は重視するのか」を、検証してみました!

アンケート概要
内容:企業の採用担当は、求職者の保有資格をどのくらい重視しているのかアンケート
対象:現役・元人事で採用業務を経験したことがある方
募集期間:2022年4月16日~4月18日

【質問内容】
1. 性別
2. 年代
3. 人事として勤務していた企業の業種
4. 選考時に求職者の保有資格は重視しますか? (専門職を除く)
5. 上記の理由
6. 転職に伴い資格取得を検討している人への採用担当からのアドバイス

【回答者の所属企業属性】
サービス系…11名
メーカー系(電気・電子・機械系)…10名
その他(介護福祉施設、公務員など)…9名
IT・通信系…5名
不動産・建設系…5名
流通・小売系…5名
メーカー系(素材・医薬品他)…3名
金融・保険系…1名
商社系(電気・電子・機械系)…1名

気になる結果は、以下の通りです。

採用担当者が資格を重視する割合

アンケート結果によると、採用担当者の60%の方が、求職者の資格の有無を「あまり重視しない」と回答しました。「重視しない」の13.3%も合わせると70%以上の採用担当者が求職者の資格をあまり重視していないことになります。

転職の武器にする目的で資格の取得を検討していた人にとっては「え、そうなの!?」と思う結果だったのではないでしょうか。

なぜ採用担当者は資格保有者をあまり重視しないのか、その理由についても詳しくお話を聞いてみました。

40代前半
40代前半
基本所有されている資格の内容がほとんど同じ物が多くそこで差を付ける事が難しい為そこまで重視しません。(サービス系)
50代前半
50代前半
資格よりもこれまでの実績や、本人の意欲を大切にしたいです。ただ、業務に関係ない資格であっても、取得した事実については評価の対象になります。(福祉業)
20代後半
20代後半
資格よりもどちらかと言うと人柄や前職での経験、学歴や学生時代の部活動などを聞いて今の自分の会社の雰囲気に合うかを吟味していました。(商社系)
40代後半
40代後半
必須資格はありませんが、保有資格は面接の合否の大変重要な参考になります。対象者の特技の裏付けになりますし、勉強への意欲がどれほどのものかの参考にもなります。どんな資格で胸を張れる物を見せてほしいです。(サービス系)
40代後半
40代後半
資格を保有している人の中に資格を多く持っていることへの優越感を持っている方が多くいます。それが技術として身になっていれば良いですが、時にそれがプライドとなって素直さが欠けることもありますので資格に重きをおかないように気をつけています。(メーカー系)
30代後半
30代後半
職種によりますが、資格よりもコミュニケーション能力や臨機応変に対応できる能力、またはこれまでに経験してきた事柄の方が重要かと思います。(IT・通信系)

採用担当者の意見を聞いてみると、面接においては資格以上に人柄や実務経験が重視される傾向が強いことが分かります。

資格が必ず必要な専門的な仕事は除外されますが、アンケート結果から営業職・事務職・販売職などの専門技術が必要でない職種を目指す人は、必ずしも資格を取得したからといって有利になるわけではないということが分かります。

もちろん資格を取ることをおすすめしないという事ではありません。転職をきっかけに資格取得を検討しているのであれば、自分が目指す業界・職種にどんな資格が活かせるか、求められているかを考えてから資格選びをしましょう。

採用担当者がおすすめする「転職時に持っておいた方が良い資格」とは?

アンケート協力いただいた採用担当者の中には「資格を重視する」と回答した人ももちろんいました。

資格を「重視する」「どちらかというと重視する」と回答した採用担当者の中でも「この資格があれば目にとまる」と名前が多くあがった資格を職種別に紹介します。

採用担当おすすめする資格とは?

【企業の採用担当に聞く!選考で目にとまる資格とは?】

  • サービス業…TOEIC
  • 営業職…簿記検定
  • 事務職…MOS

お客様と直接接する機会の多いサービス業では、外国人のお客様とのコミュニケーションにもスムーズに対応できるよう、「TOEIC」など英語力を証明する資格を重視するという採用担当者が多くいました。TOEICは会話力を証明できる資格ではありませんが、ある程度英語の知識があるという証明として評価されるようです。

また、営業職で特に多かったのは、「簿記検定」でした。簿記といえば経理職に強い資格と思われがちですが、企業を顧客とする営業職の場合は、企業のお金の流れ、決算書を読める能力は経理職だけでなく営業職でも大いに役立ちます。

実際、営業職以外にもサービス業・事務職でも評価するというコメントが多く見られ、全体的に採用担当者からも最も多く名前があがったのが簿記検定でした。

そして、事務職ではパソコンを使う機会が多いことからパソコンスキルを証明できる「MOS」などの資格を評価するという声も見られました。

【資格取得を重視する採用担当の声】

30代後半
30代後半
営業職なら簿記を持っているかを重視します。今の時代、営業と言えど顧客へのコンサルティングが必須です。その時に、顧客の損益分析や貸借対照表からの問題点発見能力が必要だからです。(メーカー)
30代前半
30代前半
不動産業界において国家資格(特に宅地建物取引士)はとても重要です。なぜなら資格名を名刺に記載することによってお客様から信頼を得られます。また資格所有者に対して資格手当も支給されます。(不動産・建築系)
50代後半
50代後半
事務関係ではお金を扱う都合上、簿記資格は保有しておいた方が良い。これは営業関係でも同様で、一般的なお金の流れや売上、支出の勘定方法、仕分け方法を理解していると、業務への理解度や重要性が分かり易くなると思います。(不動産・建築系)
50代後半
50代後半
海外のクライアントや関係会社との取引があったので英語の資格(TOEIC、英検など)を持っている人はプラス評価していました。あとはシステム開発の会社だったので営業職や事務職だとしてもIT系の資格を持っている人は有利だったと思います。(IT・通信系)
40代後半
40代後半
事務職はパソコンを使った作業が主となりますので、パソコン系のスキルを保有されている場合は好印象でした。MOSやワード文書処理技能検定、エクセル文書処理技能検定などです。あとは簿記検定を持っていると数字に強い印象で心強いと感じました。(流通・小売系)

採用担当者からの意見やアドバイスからわかることは、「資格をアピール」しても意味がないということ。
今の時代、資格を持っている人はごまんといるので、ただ「◯◯の資格を持っています!」と言っても何のアピールにもなりません。

大切なのは、

「この資格を取る為にこんな努力をしました」
「この資格で得た知識をこんなふうに活かしていきたい」

と、アピールすることではないでしょうか。

本当に役に立つ?資格を取得する3つのメリット

メリットの木製ブロック

次に、資格を取得するときのメリットについても目を向けていきましょう。

資格を活かせなかったり転職に有利にならなかったりするからといって、資格取得は全く意味がないのかというと決してそうではありません

資格保有者に対するアンケートで多かった「資格を取得するメリット」をまとめて紹介します。

主に多かった意見は、次の3つです。

それぞれ詳しく確認していきましょう。

正しい知識を持っているという信頼に繋がる

握手をする人

資格を取得するメリットの1つ目は「正しい知識を持っているという信頼に繋がる」ことです。

知識だけでなく、資格を取得していることで専門的な知識やスキルの証明にもなるため企業・周囲から信頼されやすくなります。

例えば、保育士の資格を持っていなくても保育補助として保育園で働くことができます。しかし、もし自分の子どもを預けるなら無資格の保育補助の人より保育士資格を持った人に預ける方が安心だと思いませんか?

たとえ知識を持っていたとしても、資格がないとなんとなく不安に思うものです。

また、難易度が高い資格を取得した場合は合格までの努力も信頼に繋がっていくでしょう。

30代後半
30代後半
資格は正しい知識を持っていることの証明です。業務をするにあたり、なんとなく詳しいけど資格のない人よりも、資格を持っている人に頼るほうが信頼性が高く、任せられる業務が多くなります。その結果、査定や昇給にも繋がりやすくなります。(意味ないと思った資格「なし」)

自分に自信がつく

i can do it

資格を取得するメリットの2つ目は「自分に自信がつく」ことです。

資格はメンタルに対する効果もあります。資格を取得することで「努力をして資格に合格した」という自身の成功体験ができますよね。

そして、資格に合格することで自分のことを肯定できるようになり、自信が表情に表れるので相手もポジティブな印象を持つきっかけになるでしょう。

30代前半
30代前半
資格を取ること自体が、それに対して勉強をした成果になるので自信ができると思う。その一環で給料が増える可能性もあるのではないか。日常生活で役に立たなくても、いざという時頭の片隅の知識が役に立つ時がある。(意味ないと思った資格は特になし)

資格取得の努力を面接でアピールできる

自信を持った社会人

資格を取得するメリットの3つ目は「面接時にアピールできる」ことです。

前章で企業の採用担当者は、資格を「あまり重視しない」という結果をお伝えしましたが、「資格を持っています」という資格のアピールをするのではなく、資格取得という目標に向けて継続的な努力ができることをアピールする方が大切です。

例えば、「未経験から経理に転職するために、仕事をしながら通勤時間や休日に勉強時間を作って資格を取得しました」など具体的にアピールしましょう。そうすることで、入社後に活躍するイメージを持ってもらいやすくなります。

前章で紹介した採用担当者の意見では、「資格より実務経験や人柄を見る」という意見も多かったので、資格取得までの努力などを明確に伝えることで、良い印象に繋がっていくでしょう。

20代後半
20代後半
資格を取ることで、就活の際に努力した強みをアピールできました。就職してからは資格を取ることで給与が昇給したり、役職に就く事ができたり金銭面にも繋がります。中々資格を取る勉強をする時間や手間がしんどいですが、携帯を触ってぼーっとしてる時間を考えると自分の財産になるので頑張ろうと思えます。(意味ないと思った資格「漢字検定」)

資格をムダにしないために!取得する際の注意点

注意

この記事を読んでいる方の中には、資格を取得するかどうか悩んでいる方もいると思います。

「資格を取得しても役立たなかった」とならないように、資格取得の際に注意したいことをご紹介していきます。

しっかりとポイントを抑えて、ぜひ活用してくださいね!

それぞれの注意点を紹介していきます。

資格を取得することが目的にしない

勉強する女性

資格を取得する際の注意点としてまずは、「資格を取得することが目的にしない」ことです。

資格取得が目的になってしまうと取得しただけで終わってしまい、その結果、資格を活かす努力をしなくなってしまいます。

資格を取得しただけで満足してしまうので、覚えた知識もいつの間にか古くなってしまったり、忘れてしまったりすることもあります。せっかく取得した知識や努力を無駄にしないためにも、資格を取得した後のことにも目を向けていきましょう。

30代後半
30代後半
資格を取るためだけの勉強になってしまい、資格をとった後に情報をアップデートさせてないと、資格を活かすことができないと思います。資格を取ったらそれで終わりではなく、そこからがスタートとして考えることが大切だと思います。(意味ないと思った資格「漢字検定」)

資格を取得した後、どう活用するかを考える

夫婦・カップル

次に、「何のために資格を取るのか」という目的を明確にすることです。

なんとなく「年収を上げたいから」「転職に有利そうだから」といったふわっとした理由ではなく、具体的に決めることが大切です!

例えば、

「財務知識をつけて経理に転職するために簿記2級を取る」
「将来、在宅で働ける仕事で独立したいからネイリストの資格を取る」

など、将来のキャリアプランやライフプランを具体的に考えてみると取るべき資格がおのずと見えてくるはずです。

30代前半
30代前半
「資格なんて取らなくても良かった…」と思わない為には、「皆が取ってるから。人に言われてなんとなく…」という受け身な姿勢で資格を取るのでは無く、自分はその資格を取って今後どう生かしたいか?をよく考えた上で資格取得を目指した方がいいと思う。(意味ないと思った資格「英語検定」)

転職でアピールしやすい!仕事に役に立つ資格5選

高評価

ここでは、「意味がない資格」アンケートとは別に、360人の資格保有者に「取ってよかった!と思える資格」を聞いてみました。

そのアンケート結果をもとに、多くの人が「取ってよかった!」と思うおすすめの資格をピックアップしてご紹介します。

まずは、就職や転職でおすすめの資格を紹介しますので、就職や転職を目的に資格を取得したいという方はチェックしてみてください!

簿記は、「意味ない資格ランキング」でも3位という結果でしたが、「取ってよかった資格ランキング」でも1位という結果に輝いています。

取ってよかった資格ランキングの詳細を知りたい人は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。

おすすめ資格16選

【2023年は資格に挑戦】360人が選ぶおすすめ人気資格16選|取って良かった資格ランキング

では、それぞれおすすめポイントや 受験資格、受験料などを見ていきましょう。

簿記検定2級

簿記検定のイメージ

簿記とは、企業の日々の取引を帳簿に記録するための知識・技術のこと。

つまり、お金や物の動きを記入し残しておく方法のことを指します。記録しておくことで、一定期間の中でどのくらいの利益や負債が発生したかが分かります。

簿記3級は基礎的な知識なので、履歴書に書いてアピールするなら2級からがおすすめ。経理や事務には欠かせない知識ですが、会計スキルが身につくためそのほかの仕事にも幅広く役立ちます。

活かせる仕事経理、事務、営業など
おすすめの人数字の計算が好きな人、独立開業・個人事業主を目指す人
受験資格学歴・専門課程・実務経験等の条件あり
受験料2,850円〜
試験月2月、6月、11月
試験の概要仕訳、試算表、貸借対照表、損益計算書など
公式サイト日本商工会議所

簿記の詳しい概要やおすすめの参考書を知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

簿記資格TOP画像

簿記検定とは?資格の種類や難易度、資格保有者に聞く取得メリットを徹底解説

TOEIC600点

TOEIC

TOEICはオフィスや日常生活における英語のコミュニケーション能力を幅広く測定する試験のこと。

グローバル化が進む中、英語を必要とする企業が求める英語力は600点以上と言われています。特にメーカーや外資系の企業、商社への転職を考えている方は必要になり、持っておくと転職で有利になるでしょう。

また、履歴書に書いてアピールできるだけでなく海外旅行先など私生活にも役立つ資格です。

活かせる仕事外資系企業、旅行会社、ホテル、英会話スクールなど
おすすめの人英語を必要とする仕事に就きたい人、海外旅行に行く機会がある人
受験資格誰でも可
受験料7,810円
試験月毎月
試験の概要英語リスニング、 リーディング、文法など
公式サイトTOEIC公式サイト

TOEICの受験を検討している人は、こちらの記事でおすすめの参考書も紹介しています!

TOEIC参考書おすすめTOP画像

【2023年保存版】これで完結!TOEIC初心者におすすめの参考書9選と失敗しない選び方

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)Excel、Word

パソコンとデータ

MOSとは、マイクロソフトオフィスの操作を証明できる資格のこと。

具体的にはWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookについてマウスやキーボードの操作スキルを学んでいきます。

MOSを取得することで事務などの仕事で使用することが多いパソコンを使いこなすことができ、そのスキルを証明することが可能です。今やパソコンはビジネスの必須スキルとも言えるため、どんな職種でも活かすことができる資格です。

活かせる仕事事務職全般、企画・営業職、経理職など
おすすめの人パソコンを使用した事務系のしごとをしたい人、リモートワークをしたい人
受験資格誰でも可
受験料10,780〜12,980円(科目による、学割あり)
試験月毎月1回~2回
※コンピュータ試験の場合は、随時
試験の概要文章作成、表計算、プレゼンテーション資料作成など
公式サイトMOS公式サイト

第二種電気工事士

第二種電気工事士資格

第二種電気工事士とは、電気工事や取り扱いをする際に必要な資格です。

電気工事士は第一種・第二種があり、対応できる範囲が異なります。第二種は一般住宅や事業所、小規模の店舗などです。一方、第一種は第二種にプラスしてビルなどが対象となります。そのため、初めて電気工事士を取得する場合は、まず第2種から取得を目指す人も多くいます。

また、会社によっては資格手当がつく場合もあります

活かせる仕事電気工事、ビル施設管理、サービスエンジニアなど
おすすめの人機械をいじるのが好きな人、高所での作業が苦手でない人、体力がある人
受験資格学歴・専門課程・実務経験等の条件あり
受験料9,600円
試験月上期:筆記5月・技能7月、下期:筆記10月・技能12月
試験の概要電気工事基礎理論、配線図、電気機器について
公式サイト電気技術者試験センター

宅地建物取引士(宅建)

宅建

宅地建物取引士とは、宅地や建物の売買や貸借契約が成立するまで重要事項の説明などを行う資格のこと。

不動産の売買などを行うときに必要になる資格なため、未経験でも資格があれば転職で有利になることが多いです。また、書類や契約書作成といった不動産事務としても活用できるため、男性だけでなく女性も活躍しています。

活かせる仕事不動産営業、不動産事務
おすすめの人不動産に興味がある人、社交的な人、コミュニケーション力がある人
受験資格誰でも可
受験料7,000円
試験月10月
試験の概要宅建業法、民法、各種税金について
公式サイト不動産適正取引推進機構

宅建の資格に関してもっと詳しく知りたい人は、試験内容の詳細や、おすすめの参考書なども紹介しているのでこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

宅建は独学で取れる?メリットや難易度おすすめの参考書を紹介!

女性・主婦に人気!仕事にも私生活にも役立つ資格3選

面接をする女性

次に、女性に人気の仕事・私生活どちらにも役立つおすすめの資格をご紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

介護職員初任者研修

介護脱毛は増えてる?

介護職員初任者研修はこれから介護の業界に入ろうとされている方が、最初に取得を検討することが多い資格です。

介護の仕事の基礎を学ぶことを目的として作られた研修で、介護の入門資格になっています。また、資格を取得すると毎月資格手当がつくようになるのも魅力。

超高齢化社会で介護が必要な方が増える中、今後ますます需要が高まっていくでしょう。

活かせる仕事老人ホームなどの介護施設、訪問看護、デイケア
おすすめの人思いやりや気配りができる人、聞き上手な人
受験資格16歳以上
受験料30,000円
試験月随時
試験の概要介護の基本、介護におけるコミュニケーション技術 など
研修実施先カイゴジョブアカデミーニチイ三幸福祉カレッジなど

介護業界への転職を検討している方はこちらの記事もおすすめです。

介護士におすすめの転職サイトランキング7選|転職経験者に聞く失敗しない選び方

保育士

保育士

保育士とは、ご存じの通り保育に関する専門的知識・技術があり、保護者に対する保育に関する指導を行っていく資格のこと。

乳児から小学校就学までの幼児のお世話をしながら、心の発達を見守り社会性を養っていく仕事です。最近では、共働き世代が多いので、とても重要な役割を担っています。

また、結婚や出産の経験も活かせるので人生において一生モノの資格とも言えるでしょう。

活かせる仕事保育園、児童養護施設、知的障害児施設など
おすすめの人子供が好き、面倒見が良い人、体力がある人
受験資格学歴・専門課程・実務経験等の条件あり
受験料12,950円
試験月4月、10月
試験の概要保育原理、子どもの保健、食と栄養など
公式サイト全国保育士養成協議会

保育士におすすめの転職サイト・エージェントランキング13選|利用者の評判&選び方で徹底比較

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定

お金と電卓

ファイナンシャル・プランニング技能検定は、通称FPと呼ばれ、お金の専門家として保険や資産運用、年金、労務などの幅広いお金の知識が身につきます。

保険会社、不動産業者、金融系の職種でも重宝される資格で、特に保険会社の中には入社後にFPの資格取得を必須としているところもあります。

また、老後のお金の心配をする方も多い中、人生を通してお金の不安をなくすための知識を増やすことができ、仕事だけでなくプライベートでも活かせます。

仕事だけではなく、私生活にも役立つ資格を取りたい人に特におすすめの資格です。

活かせる仕事保険会社、不動産、銀行などの金融業など
おすすめの人数字やデータに強い人、コミュニケーション力がある人
受験資格誰でも可
受験料学科、実技各3,000円
試験月1、5、9月
試験の概要ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用など
公式サイト日本FP協会一般社団法人金融財政事情研究会

FPの試験概要や勉強法に関して詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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FP(ファイナンシャルプランナー)の資格って役に立つ?|独学の勉強法やおすすめの参考書を紹介!

また、女性に人気の資格についてもっと知りたい方はこちらの記事もおすすめですよ。

女性におすすめ資格26選

【資格コンサルタント監修】女性におすすめの人気資格26選!仕事にも趣味にも役立つ資格とは?

まとめ

今回「資格は意味ない」について資格保有者のアンケート調査を基に徹底調査しましたが、資格が役立つかどうかは、取得する資格の目的やそれぞれの状況によって変わってくることがわかりました。

最後に、「資格は意味ない」と言われる理由について、もう一度おさらいしましょう。

資格取得を考えるときは、「どんな目的で資格を取得したいのか?」をよく考えることが大切です。

たとえ仕事に直接活かしていなくても「資格を取ることで自信になる」「自分の知識として財産になっている」という点において、取って意味のない資格はありません資格を取ることで得た知識や自信は何かのかたちで役に立っているはずです。

どんな資格でも取得するメリットはありますが、より自分の人生に役立つような資格が選べるように今一度しっかり検討していきましょう。

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ELABEL編集部
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