大学生におすすめ人気資格ランキング|162人の社会人に聞く文系・理系別就活に強い資格とは?
目次
「就活でアピールできる資格がほしい」
「将来役立つ資格を学生の内にとっておきたい」
など、将来のキャリアや自分磨きのために大学生のうちから資格を取得したいと考える方は多いですよね。しかし、いざ資格を選ぶとなると、自分にはどんな資格が合うのか分からなくなることもあります。
そこで今回は、社会人162人を対象に「学生のうちに取っておけば良かったと思う資格」についてのアンケート調査を実施!その結果を基に、大学生におすすめの資格を文系・理系学生別にランキングで紹介します。
その他にも
- 資格を取得するメリット
- 資格を取得する前に知っておきたい注意点
- 独学じゃ不安な人向けのおすすめ通信講座
なども、詳しく紹介していきます。資格選びに悩んでいる学生の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
対象者:社会人の男女162人(年齢・居住地問わず)
募集期間:2022年5月6日~5月11日
募集方法:インターネット調査
質問内容:
・年代
・性別
・大学生の内にとっておいた方が良いと思うおすすめの資格
・上記回答の具体的な理由
・大学生の内に資格を取っておくメリット
・社会人になってから「学生の内に資格を取っておけば良かった」と思ったことはある?
・(学生の内に資格を取得した方へ)学生の時に取得した資格名
・(学生の内に資格を取得したことがある人へ)資格取得の為の勉強法
・大学生へのアドバイス
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大学生が資格選びで注意すべき2つのポイント
大学生のうちに資格を取得しようと思うその気持ちはとても良いことですが、やみくもに「手当たり次第に取りまくれば良い」というものではありません。
編集部が以前、採用担当者向けに「採用選考において、求職者の資格を重視するか?」というテーマのアンケートを実施した際、とある企業の採用担当者から次のような意見がありました。
上記で紹介した意見の他にも採用担当者の意見をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?資格保有者と採用担当の本音を徹底調査!
企業の採用担当の意見にもあるように、「資格を取る」ということをゴールにしてしまうと、結果的に取得できたとしても、就職活動でうまくアピールできなかったり、将来のキャリアに全く役に立たなかったり、せっかく取った資格が活かせない可能性があります。
資格選びに失敗しない為には、採用担当者の意見を基に以下のポイントをおさえておきましょう。
■大学生が資格を取得する前の注意点
注意点をそれぞれ紹介していきます。
162人の社会人の先輩から寄せられたアドバイスコメントも抜粋して紹介していますので、参考にしてくださいね。
自分の目指すキャリアに役に立つ資格を探す
資格を選ぶ前にまずは大前提として、自分が目指したい仕事や業界に活かせる資格はあるかどうかで判断することが大切です。
「履歴書に何かしらの資格を書きたい」「とりあえず知名度のある資格を取っておこう」という気持ちで資格を選ぶと、実際の面接で何もアピールできません。
「今はまだ就きたい職業が決まっていない」という方は、興味がある仕事や好きな業界を軸に考えていくのも良いでしょう。他にも、秘書検定やMOSなど特定の職種だけでなく幅広い業界・職種に活かせる資格もあります。
自分の思い描くキャリアに必要か不必要なのか分からないまま勉強を続けるとモチベーションが続かなくなる原因になることもあるので、まずは自己分析も兼ねて自分の目指したい未来から考えていきましょう。
実際の社会人の先輩たちからも以下のようなコメントがたくさん寄せられました。
複数の資格を取りたい場合、試験日を確認してからきちんと勉強スケジュールを組むことをお勧めします。(学生時に取得した資格:管理栄養士)
資格を10も20も持っていることが有利になるということではなく、あくまで企業側が求めている人材であることをアピールするための一つの手段として考え、自分のキャリアアップを考えたときに優先度が高い実務的な資格の取得を目指しましょう。(学生時に取得した資格:日商簿記2級)
自分が興味のある分野の資格かどうか考える
将来の仕事や就活目的ではなく、「自分磨き」目的で資格の取得を検討している学生の方は、自分が興味がある分野の資格かどうかも考えてみましょう。
資格の種類やによって勉強期間は異なりますが、資格勉強のモチベーションを保つためには、興味がない内容だと全く勉強がはかどりません。
自分が興味がある分野や趣味に繋がりそうな資格なら、意欲的に楽しみながら試験対策ができるでしょう。資格取得を検討する際には、そもそも自分が知りたい知識なのか、興味が持てそうかどうかも気にして決めるのがおすすめです。
ポイントをおさえたところで、次は、おすすめの資格を紹介していきます!
今回、わかりやすいように文系・理系に分けていますが、この章で紹介した通り、自分に合った資格は、文系か理系かで判断するものではなく、「自分が将来どうなりたいのか」「自分が興味のある分野か」どうかで選ぶのが大切です。
なので、文系の学生でも理系のおすすめ資格を、理系の学生でも文系のおすすめ資格をぜひ参考にしてくださいね。
文系大学生におすすめの資格ランキングTOP5
では早速、社会人162人のアンケート結果を基に、「文系大学生向けのおすすめの資格」を、人気の高かった順にランキングで紹介します!
■文系大学生におすすめの資格ランキング
1位 簿記検定
2位 TOEIC
3位 ファイナンシャル・プランニング技能検定
4位 秘書検定
5位 宅地建物取引士
それでは、ランキング順におすすめの理由や有利になりやすい職種を紹介していきます。
1位. 簿記検定
簿記検定は、企業のお金や財産に関する日々の取引を記録する決算書を整理するスキルが身につく資格です。
企業のお金の出入りを記録し管理することで、経営成績や財務状況を理解することができます。具体的には貸借対照表や損益計算書という企業の家計簿を作成できるようになり、お金の流れを把握することができます。
簿記は経理職や事務職だけでなく、社会人としての会計の基礎知識を学べるため幅広い業界の職種に役立つのが特徴です。また、将来独立や経営者を目指そうと思っている人は、会社の数字を把握するスキルを身につけるためにも簿記検定を取得しておくことをおすすめします。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 2月、6月、11月 |
受験料 | 2,850円〜 |
オススメのポイント | 会計の知識が少しでもあるとどんな業界、職種についても役に立つ |
就職や転職で有利な職種 | 経理、事務、営業など |
公式HP | 日本商工会議所 |
試験概要 | 仕訳、試算表、貸借対照表、損益計算書など |
簿記検定についてもっと詳しく知りたい方は、より詳しい試験概要や、おすすめの参考書を紹介しているこちらの記事もチェックしてみてくださいね。 簿記検定とは?資格の種類や難易度、資格保有者に聞く取得メリットを徹底解説
簿記3級は独学でも十分合格を目指せますが、
「効率的に勉強したい」
「独学では不安…」
という方は、「ユーキャン」やヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」の受講を検討してみましょう。
2位. TOEIC Listening & Reading Test
TOEIC Listening & Reading Testは、ご存知の通り、英語コミュニケーションの能力の中で、「聞く」「読む」を測定するテストです。学生の受験率も非常に多く、既に持っている学生の方もいるかもしれませんね。
テスト内容は英文法ではなく、日常生活の実践的な英語力を測る内容になっています。英語の実力を客観的なスコアで示されるので、企業によっては昇格の基準などにも利用されています。外資系企業だけでなく、海外事業を視野に入れている企業など英語を必要とする仕事では重視されている資格と言えるでしょう。
英語力の「話す」「書く」の能力レベルも証明したいという人は、TOEIC Speaking & Writing Testsの受験も検討してみましょう。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 毎月 |
受験料 | 7,810円 |
オススメのポイント | 外資系やグローバル展開をしている企業では英語力が重視されやすい |
就職や転職で有利な職種 | 外資系企業、旅行会社、ホテルなど |
公式HP | 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
試験概要 | 英語リスニング、 リーディング、文法など |
TOEICに興味がある方は、TOEIC980点を保有しているエラベルライターがおすすめする参考書や勉強法を紹介したこちらの記事もチェックしてみてください。
【2023年保存版】これで完結!TOEIC初心者におすすめの参考書9選と失敗しない選び方
スキマ時間に気軽にTOEIC対策をしたい人は、アプリできるスタディサプリEnglishのTOEIC対策コースがおすすめですよ!
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3位. ファイナンシャル・プランニング技能検定
ファイナンシャル・プランニング技能検定は、お金の専門家のことで、保険や資産運用、年金などのアドバイスをするための知識を問われる資格です。
経済面からライフプランを作ることもでき、将来どんな生活を送りたいか、それを実現するための計画をすることも可能です。
仕事だけでなく今後、社会に出て生活をしていく上で必要な税金や年金、社会保険などの知識も身につけることができます。人生を通してお金の不安をなくすことにもつながる資格とも言えるでしょう。
仕事だけでなく私生活にも役立つ資格がほしい人には特におすすめです。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 1、5、9月 |
受験料 | 学科、実技各3,000円 |
オススメのポイント | 社会人として知っておくべきお金の知識が習得できる |
就職や転職で有利な職種 | 銀行業界、保険業界、不動産業界など |
公式HP | 日本FP協会、一般社団法人金融財政事情研究会 |
試験概要 | ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用など |
FPについてもっと詳しく知りたい方は、より詳しい試験概要や、おすすめの参考書を紹介しているこちらの記事もチェックしてみてくださいね。 FP(ファイナンシャルプランナー)の資格って役に立つ?|独学の勉強法やおすすめの参考書を紹介!
4位. 秘書検定
秘書検定とは、社会人に求められる知識・実技を習得できる試験です。
秘書になりたい人だけでなく、社会人に求められる一般常識やマナー、電話応対やビジネス文書の作成なども身に付きます。準1級からは、筆記合格者には、実技試験として面接があり、実践的なスキルを養うことが可能です。等級は3級からあり、アンケートでは2級の取得をおすすめする人が多くいました。
社会人生活だけでなく、就職活動でのマナーや企業との連絡のやり取りなどにも役立つ資格です。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 2・6・11月 |
受験料 | 2,800円〜 |
オススメのポイント | 社会人になってから必要な立ち振る舞い・マナーを知ることができる |
就職や転職で有利な職種 | 秘書、総務、人事、営業事務、経理など |
公式HP | 実務技能検定協会 |
試験概要 | マナー、接遇、状況対応など |
【資格コンサルタント監修】女性におすすめの人気資格26選!仕事にも趣味にも役立つ資格とは?
5位. 宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士は通称、宅建士と呼ばれ、宅地や建物の売買や貸借契約が成立するまで重要事項の説明などを行う資格です。
不動産に関する法律上の知識を持っている専門家で、事務所ごとに従業員5人に1人の割合で宅建士が義務付けられていて独占業務として法的に認められているため、不動産業界では重宝される資格。
また、未経験でも宅地建物取引士の資格があれば就職に非常に有利です。また、金融業界にも重宝される資格なので、不動産業界・金融業界への就職を目指している人には非常におすすめの資格です。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 10月 |
受験料 | 7,000円 |
オススメのポイント | 社会人になってからの勉強は難しいので時間のある学生のときにとるべき |
就職や転職で有利な職種 | 不動産営業、不動産事務など |
公式HP | 不動産適正取引推進機構 |
試験概要 | 宅建業法、民法、各種税金について |
宅建についてもっと詳しく知りたい方は、より詳しい試験概要や、おすすめの参考書を紹介しているこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
宅建は独学で取れる?メリットや難易度おすすめの参考書を紹介!
理系大学生におすすめの資格ランキングTOP5
続いて、「理系大学生向けのおすすめの資格」を、人気の高かった順に紹介します!
■理系大学生におすすめの資格ランキング
1位 マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
2位 ITパスポート
3位 基本情報技術者
4位 危険物取扱者
5位 電気工事士
それでは、おすすめの理由や有利になりやすい職種などをランキング順に紹介していきます。
1位. マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)Excel、Word
マイクロソフトオフィススペシャリスト通称MOSは、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスの操作スキルを証明できる資格です。
試験はWord、Excelなどそれぞれに試験が必要になり、難易度はスペシャリスト、エキスパートと分かれています。スペシャリストは普段よく使用する基礎レベル、エキスパートはワンランク上の機能や管理ができる高いレベルになります。
仕事に直結する実用性が高い資格で社会人としての必須スキルの1つとも言えるため、事務職だけでなく様々な職種で活かすことが可能です。
ただ、MOSはオンライン試験を随時実施しており保有者も多くいるので「MOSを持っている」というだけではアピールポイントにはなりづらいでしょう。MOSを取得するために努力したことなどを踏まえてアピールするのがおすすめです。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 毎月1回~2回 ※コンピュータ試験の場合は、随時 |
受験料 | 9,600円 |
オススメのポイント | パソコンはほとんどの職種・業種で、事務処理上操作する機会が多い |
就職や転職で有利な職種 | 営業、事務、経理など |
公式HP | 株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ |
試験概要 | 文章作成、表計算、プレゼンテーション資料作成など |
2位. ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を証明することができる国家資格です。
IT業界だけでなく、ビジネスでITを使う業務では必要な基礎知識のため、就職活動だけでなく入社後にも役立ちます。また、ITだけでなく経営戦略やマーケティング知識、財務などの知識も身に付くのも特徴です。
IT系の国家資格の中では入門的な資格なので、「権威ある国家資格がほしい」「IT業界に強い資格がほしい」と思っている人に特におすすめです。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 随時 |
受験料 | 5,700円 |
オススメのポイント | ITに関する知識があると、どの業界においても活かせる |
就職や転職で有利な職種 | IT関連企業、営業、事務 |
公式HP | 情報処理推進機構 |
試験概要 | 経営戦略、ITの基礎知識、セキュリティなど |
3位. 基本情報技術者
基本情報技術者は、システムエンジニアやプログラマーなどの職種に役立つ情報技術全般の基礎知識が身につく国家資格です。
実際の試験では、具体的にネットワークやセキュリティ、システム開発の流れについてを問われます。
また、マネジメントなど経営に関する知識も学ぶため、IT人材としてスピード感をもって昇進・昇格したい人のおすすめの資格です。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 1、5、9月 |
受験料 | 7,500円 |
オススメのポイント | IT業界に就職したい人には書類選考や面接でとてもいいアピール材料になる |
就職や転職で有利な職種 | プログラマー、エンジニア、Web デザイナー |
公式HP | 情報処理推進機構 |
試験概要 | 情報処理、マネジメント、経営、会計など |
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4位. 危険物取扱者
危険物取扱者とは、消防法に基づく危険物を取り扱ったり、その取り扱いに立ち会ったりするために必要となる国家資格のことです。
試験は甲種・乙種・丙種の3つに分かれており、それぞれ取扱いできる危険物が異なります。甲種は全ての危険物の取り扱いができますが、乙種・丙種が取り扱えるのは一部になります。危険物取扱者の種類の中では、通称、「乙4」と呼ばれる危険物取扱者乙種第4類がもっとも受験者が多く人気です。
危険物の中でもガソリンや軽油など身近な石油類を取り扱えるため、ガソリンスタンド、化学工場、石油メーカーなどで重宝され、就職先の幅が広がります。
※甲種・乙種・丙種の種類に関して、詳しくは公式サイトを確認してください。
研究所や化学工場など危険物取扱者を必要とする企業は多いので、理系の大学生なら検討したい資格の一つです。中には資格手当がある企業もあり、転職やキャリアアップにも役立つ資格と言えます。
受験資格 | 誰でも可 |
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試験月 | 随時 |
受験料 | 3,700円〜(乙4は4,600円) |
オススメのポイント | 面接官に薬品の危険性を知っているという安心感を与えられる |
就職や転職で有利な職種 | 研究所、消防署、化学工場など |
公式HP | 消防試験研究センター |
試験概要 | 基礎的な物理学、消化の基礎知識、法令など |
5位. 電気工事士
電気工事士とは、電気設備の工事や取り扱いをする際に必要な国家資格のことです。
電気工事士法により定められている資格で、電気工事に携わる仕事においては代表的な資格です。電気工事士は第一種・第二種があり、対応できる範囲が異なります。
第二種は一般住宅や事業所、小規模の店舗などが対象です。一方、第一種は第二種にプラスしてビルなどが対象となります。そのため、初めて電気工事士を取得する場合は、まず第ニ種から取得を目指すのがおすすめです。
技術的な資格を持って手に職をつけている、収入も安定するので、電気機械系に興味がある方はぜひ取得を検討してみてください。
受験資格 | 誰でも可 |
---|---|
試験月 | 5月、10月 |
受験料 | 9,600円 |
オススメのポイント | 電気工事などの仕事では重宝される資格 |
就職や転職で有利な職種 | 電気工事、ビル施設管理、サービスエンジニアなど |
公式HP | 電気技術者試験センター |
試験概要 | 電気工事基礎理論、配線図、電気機器について |
将来に役立つ資格をもっと知りたい方は、360人の社会人が「取ってよかった!」と実感するおすすめ資格を紹介したこちらの記事もぜひ参考にしてください。
【2023年は資格に挑戦】360人が選ぶおすすめ人気資格16選|取って良かった資格ランキング
約90%の社会人が「学生のうちに資格を取れば良かった」と後悔中
大学生におすすめの資格ランキングを見て「資格興味あるけど、今はバイトと授業で忙しい」と、悩む人もいるかもしれません。
今は、まだ社会人になってからの生活がイメージできないかもしれませんが、今回、アンケートにご協力いただいた社会人162名の意見を代弁すると、社会人になると余計に自分の時間が取りづらくなります。
実際に「社会人になってから“学生の内に資格を取っておけば良かった”と思ったことはありますか?」という質問に対し、なんと9割近い88%の社会人が「はい」と回答しました。
アンケートに協力してくれた社会人のほとんどが「学生の内に資格を取得しておくんだった…」と後悔しているという事実をしっかり受け止めて、社会人になって同じ後悔をしないように今のうちに行動に移しましょう。
次章では、そんな後悔があったからこそ伝えたい「大学生のうちに資格を取得するメリット」を紹介します。
大学生のうちに資格を取得するメリット
では早速、人生の先輩である社会人の実際の声を基に、大学生のうちに資格を取得するメリットを紹介します。
多かった意見をまとめると、以下の3つになりました。
■大学生のうちに資格を取得するメリット
それぞれ詳しく紹介していきます。
まとまった勉強時間の確保がしやすい
大学生のうちに資格を取得するメリットの中で1番多かった声は、「まとまった勉強時間の確保がしやすい」ということです。
就職すると、仕事で覚えることがたくさんあり、1日の時間の大半を仕事に費やすことになります。
その結果、
「勉強する時間がなかなか取れなくない」
「時間が取れたとしても仕事の疲れでなかなか集中できない」
ということもあります。
とは言いつつ、大学生の立場からしたら、大学の授業や課題、ゼミ、サークル、アルバイトなど「学生だって忙しい!」と反発したくなる人もいるかもしれません。
しかし、実際に皆さんと同じ学生時代を送った先輩たちが「学生の頃は今より明らかに時間があった」と言っています。実際に社会人としての生活を送ってみないと実感はできないかもしれませんが、実際のコメントも参考にぜひメリットの1つとして捉えておきましょう。
就職活動に役立つ
大学生のうちに資格を取得するメリット2つ目は「就職活動に役立つ」ことです。
学生のうちに資格を取ることで就職活動で履歴書に書いてアピールすることができます。
例えば、資格取得で得た正しい知識や、資格取得までの努力をアピールしたりできますよね。面接時にアピールできる武器増やすことで自信にも繋がりますよね。
職業選びの可能性が広がる
大学生のうちに資格を取得する3つ目のメリットは「職業選びの可能性が広がる」ことです。
様々な資格を取得することで様々な職業で活躍できる可能性が広がります。例えば、MOSであれば業界問わず資格で得たパソコンスキルを幅広い職業で活かすことができます。
また、最近では新卒で就職した企業に一生勤めるというだけでなく、転職する人が増えています。新卒で就職した会社で使わない資格であったとしても、資格を持っておくことで転職や副業で活かせる場合も多くあります。
資格があることで長い目で見て職業選択の幅が広がるので、気になった資格は前向きに検討していきましょう。
また、資格取得して得られた知識を活かす事で、色んな選択肢が広がると思います。
【業界別】転職に役立つおすすめ資格一覧|112人の資格保有者の意見を基に徹底調査
大学の「資格講座」でお得に資格が取得できるかも!
資格を検討する際、資格取得までどのくらいの費用がかかるのかも気になりますよね。
「資格を取得するなら、できるだけコストをかけずに取得したい」と思われる方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのは、大学の「資格講座」制度。
資格制度とは、キャリアサポートの一環として行われている支援です。
サポート内容は大学によって異なりますが、講座受講料の金額が割引になったり、Webや学校の教室などで専門の先生から講義を受けられたりすることができます。中には年間費1万円を支払うと27種類の資格講座を無制限で受けられる資格講座もあるので、コスト面でとてもメリットが大きくなります。
それでは、どんな資格が資格講座で受講できるのか、大学が推奨している代表的な講座を見ていきましょう。
■資格講座で取得できる代表的な資格
- 日商簿記
- ファイナンシャルプランナー
- ITパスポート
- MOS
- 宅地建築物取引資格
- TOEIC
- 秘書検定
このように、大学生におすすめの資格はほとんどが資格講座の対象になることが多いです。これは大学生ならではの特権ですよね!
社会人に対するアンケートの中でも、資格取得のアドバイスとして「大学で資格講座が開催されているかを確認する」という声も多くありました。
あなたの大学ではどのような資格講座があるか、通っている大学に問い合わせてみてくださいね!
まとめ
大学生のうちに資格を取得することで就職活動に活かせたり、職業選びの幅が広がったりと沢山のメリットがあります。
また、幅広い知識を得ることで就職活動以外でも、社会人生活や将来役に立つ知識を得ることにもつながります。
そんな「大学生におすすめの資格」について、最後にもう一度おさらいしましょう。
■文系大学生におすすめの資格ランキング
1位 簿記検定
2位 TOEIC
3位 ファイナンシャル・プランニング技能検定
4位 秘書検定
5位 宅地建物取引士
■理系大学生におすすめの資格ランキング
1位 マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
2位 ITパスポート
3位 基本情報技術者
4位 危険物取扱者
5位 電気工事士
アルバイトやサークル活動以外でも「学生時代に頑張ったこと」の中に資格取得があると、企業面接で自己PRとして活かすことができます。時間がある大学生のうちに、何か頑張ることを見つけてみませんか?
この記事で紹介した資格の中で興味がある資格が見つかったら、ぜひ前向きに資格取得を検討していきましょう!
「選ぶをもっと楽しく」をコンセプトに、専門家・愛好家・体験者の方にご協力頂きながら、買い物やサービス選びに悩む方たちをサポートします。一人ひとりにフィットした情報に届け、皆さんの「したい」を叶えます。
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がエラベルに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、エラベルが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。