
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格って役に立つ?|独学の勉強法やおすすめの参考書を紹介!
目次
「お金の勉強がしたい!」「将来に役立つ資格が欲しい」と、思っている方におすすめなのが、ファイナンシャルプランナー(以下FP)。
知名度もあり、数ある資格の中でも人気が高いFP資格ですが、
「FPを取るとどんなメリットがあるの?」
「仕事に生かせる?」
「そもそもどう勉強したらいいの?」
など、FPの資格に関する悩みや不安は尽きません。そこで今回は、175名のFP取得者にアンケート調査を実施し、FPを取得するメリットや未経験者でも取り組みやすい具体的な勉強法を聞きました!
また、年間80個以上の資格を受検し、もちろんFPの資格も保有する資格のお兄さんこと、資格コンサルタントの鈴木秀明さんにインタビューを行い、FP資格について解説してもらいましたので、ぜひ参考にしてください。

総合情報サイト「All About」資格ガイド。気象予報士、中小企業診断士、行政書士、証券アナリストをはじめとした800以上の資格をすべて独学で取得。年間80個ペースで資格・検定試験を受験し、資格のプロとして多方面で活動中。雑誌・テレビ・ラジオなどのメディア出演実績は300件以上。「効率よく短期集中で覚えられる 7日間勉強法(ダイヤモンド社)」や「小学生にもとれる!資格・検定カタログ(小学館)」など多くの資格や勉強法にまつわる著書を出版。
資格コンサルタントが解説!FPの魅力とは?

FPとはどんな資格なのか、また取得するメリットについて、資格コンサルタントの鈴木さんにインタビュー取材を通して伺いました!
ーー数ある資格をお持ちの鈴木さんからみたFPの資格の魅力とは?
FP資格の種類や等級に関してはこの後詳しく説明しますが、FPの資格試験では、主に以下の6つの分野を扱います。
具体的には、不動産取引や社会保険、生命保険、投資信託、老後の資金計画など、仕事に役立つ知識だけではなく、人生における様々なお金に関する知識を問われます。
ーー「FPの資格」と言っても様々な種類と等級がありますよね?
・FP技能検定3級
・FP技能検定2級
・FP技能検定1級
・AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)
・CFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)
の5つです。資格試験自体は、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以後、日本FP協会)と金融財政事情研究会(以後、金財)という2つの団体がそれぞれ実施しています。
FP技能検定とAFPやCFPの資格って何が違うの?

ーーそれぞれの検定の違いを簡単に教えてください。
一方で、AFP、CFPは共に民間資格と言われていますが、AFPより難易度の高いCFPは、世界的にも通用する国際資格なんです。 また、FP技能検定は日本FP協会と金財、どちらの団体でも受検できますが、AFPとCFPの資格認定を行っているのは、日本FP協会のみです。
鈴木さんの解説を基にFP技能検定・AFP・CFPの違いと難易度を図にしてみました。

ですから、未経験でFPの資格を取ろうと思ったらまずは、FP技能検定3級から受検するのが一般的ですね。 また、AFPは、認定研修の修了等によって取得できる資格で、研修の受講は誰でもできますが、それに加えてFP技能検定2級(兼AFP資格審査試験)に合格する必要があります。
ーーそれぞれの資格や団体が相互に関連しているのですね。少し難しいですね。
FPの資格は、「日本FP協会」と「金財」どっちの団体で受けるのが良い?

ーーFP技能検定試験は2つの団体が実施しているとのことでしたが、どちらの団体で受けた方が良いですか?
ーー実技試験はどのような違いがありますか?
日本FP協会と金財の実技試験の出題科目は以下のとおりです。金財は受検申し込みの際にどの科目を受けるか選択する必要があります。
日本FP協会 | 金財 | |
---|---|---|
3級 | 資産設計提案業務 | ・個人資産相談業務 ・保険顧客資産相談業務 |
2級 | 資産設計提案業務 | ・個人資産相談業務 ・中小事業主資産相談業務 ・生保顧客資産相談業務 ・損保顧客資産相談業務 |
試験内容については、3級・2級をメインに説明しましたが、1級に関しては受検団体によって内容がかなり異なります。詳細を知りたい方は、各団体の公式サイトをチェックしてみてください。
※ 1級FP技能検定(日本FP協会)
※ FP技能検定1級(一般社団法人金融財政事情研究会)
合格率80%以上!まずはFP技能検定3級を目指そう!

鈴木さんもおっしゃっていたように、FP技能検定を受検するにあたっては、たとえ知識があっても実務経験がない限りは、3級を受けずにいきなり2級を受けることはできません。ですから、スピード感をもって転職・スキルアップを目指したい人でもまずは、FP技能検定3級の合格を目標にしましょう!
FPの資格は、金融資産運用や不動産など、一見、難しく複雑な分野を扱う資格に思えますよね。ですが、日本FP協会が発表しているデータによると、毎回約30,000人以上が受検するFP技能検定3級の合格率は、最新の2021年9月試験の結果で学科試験84.69%、実技試験で80.5%と、非常に高い合格率なんです。(※)
気軽に考えつつ、だからといって気を抜き過ぎずしっかりと勉強時間を設けて試験準備を整えましょう!
3級に合格して、「もっと勉強したい」「実務に生かしていきたい」という方はステップアップとして、2級やAFPなど順番に取得を目指してみてください。
事前に知っておきたいFP技能検定3級の試験概要

FPの受検資格
前章でも簡単に紹介したとおり、3級は誰でも受検できますが、2級以上になると受検資格が設定されます。
参考までに主な受検資格を紹介します。
検定 | 受検資格 |
---|---|
FP技能検定3級 | 制限なし |
FP技能検定2級 | 次のいずれかに該当する人 ・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した人 ・FP技能検定3級の合格者 ・FP実務業務2年以上 ・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者 |
FP技能検定1級 | 【学科試験】 次のいずれかに該当する人 ・FP技能検定2級の合格者且つ1年の実務経験者 ・5年以上の実務経験者 ・厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者 【実技試験】 |
AFP※ | 【AFP認定研修の受講】 制限なし 【AFP資格審査試験】 |
CFP※ | 次のいずれかに該当する人 ・AFP認定者 ・協会指定大学院の所定課程修了 |
※AFP、CFPは認定のための要件が別途あります
ここでいうところの「実務経験」とは、資産の設計・運用・管理、コンサルティング業務などの業務に携わることで、主に、
・証券会社
・保険会社
・銀行
・会計事務所
・不動産会社
・一般企業の金融・財務・経理担当
などが対象となります。勤務年数は、継続していなくても通算で良いので、「証券会社で1年、保険会社で1年」という場合でもOKです。
FP技能検定3級の出題形式と合格基準
FP技能検定3級の出題形式と合格基準は下記のとおりです。
試験種類 | 試験種類と出題形式 | 問題数 | 試験時間 | 合格基準 | |
---|---|---|---|---|---|
日本FP協会 | 学科 | マークシート | 60問 | 120分 | 36点以上(60点満点) |
実技 | マークシート | 20問 | 60分 | 60点以上(100点満点) | |
金財 | 学科 | マークシート | 60問 | 120分 | 36点以上(60点満点) |
実技 | マークシート | 15問 | 60分 | 30点以上(50点満点) |
学科、実技共にマークシート方式で合計3時間の試験です。前章でもお伝えした通り、日本FP協会と金財では学科試験の出題問題は同じですが、実技試験は、出題内容も問題数も異なります。ただ、合格基準は配点が異なるだけで同じ6割です。
FP技能検定3級の試験実施日程と受検料
FP技能検定は、年度毎に3回試験が実施されます。
【試験実施日程】
試験月 | 実施日(目安) | 受検申込月 |
---|---|---|
5月 | 第4日曜日 | 3月 |
9月 | 第2日曜日 | 7月 |
1月 | 第4日曜日 | 11月 |
5月と1月は、第4日曜日、9月は第2日曜日に設定されています。受検申込みは、試験実施月の前々月に開始し、3週間ほど受付期間を設けています。
また、FP技能検定3級の受検料は6,000円です。内訳は、学科試験3,000円、実技試験3,000円となっており、どちらか一方のみ受検することも可能です。
受検の申込みは各団体の公式サイトから可能です。勉強時間を考慮した上で受検日を決め、申込み忘れのないように気をつけましょう。
175人のFP資格保有者にアンケート調査!FPは本当に役立つ?

今回、実際にFPの資格を保有している175名にアンケート調査を実施!FP技能検定3級からCFP認定者まで、様々なFPの資格保有者に、取得の目的やメリット・デメリットを聞いてみました!
【調査概要】
調査内容:「ファイナンシャルプランナー資格」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
対象者:ファイナンシャルプランナーの資格保有者175名(男性58名、女性116名、LGBTQ1名)
調査期間:2021年10月21日〜2021年10月23日
【質問内容】
Q1 保有している資格の種類
Q2 取得理由
Q3 FP資格取得のメリット・デメリット
Q4 FPの資格を何に生かしてますか?
Q5 FP資格取得時の勉強法
Q6 学習方法に関するメリット・デメリット
FPの資格取得の目的は、仕事より「お金の勉強」が多数

お金の勉強のため…28%(49人)
キャリアアップ…23%(41人)
自己啓発…21%(36人)
就職・転職…17%(29人)
副業…3%(5人)
その他…9%(15人)
175人のFPの資格を取得しようと思った目的は、「お金の勉強のため」が最も多い結果となりました。
今回のアンケート回答者で最も多かったのは、「20代後半~30代後半の女性」で6割以上を占めました。20代後半~30代後半の女性といえば、比較的結婚、出産、マイホームの購入などライフイベントが重なる時期です。
生活スタイルが変わり、今後の資金計画などを本格的に考え、お金の勉強を始めるという人が多いようですね。
ぶっちゃけ取得してみてどう?FP資格取得のメリット・デメリット

では、実際にFPの資格を取得したからこそ実感したメリットとデメリットについてリアルな声を紹介します。
FPの資格を取得するメリット
多かったメリットまとめ
- 子どもや老後の資金計画に役立った
- 収入アップ(昇進・昇格)に繋がった
- 税金対策にも役立った
実際に将来のライフプランを考えることで、お金の使い方が変わったり結果として貯蓄が増えたことをメリットとして上げている人が多くいました。
またFP2級以上になると昇進・昇給・業務効率化など仕事内での恩恵が受けられるという仕事面のメリットもたくさん寄せられました!
リアルな意見を聞いて改めてFPは仕事だけではなく私生活でも活躍する資格ということが分かりますね。

FPの資格を取得するデメリット
多かったデメリットまとめ
- 活かせる仕事がない
- 知識の活かし方がわからない
- 出題範囲が広く、モチベーション維持が困難
FP資格は仕事面でも、不動産や保険会社、経理など活かせる職種が幅広い印象がありますが、実際は、思ったより活かせる職種が限られていると感じるようで、「仕事への活かし方がわからない、活かせない」という意見が多く見られました。
勉強面でのデメリットとしては、範囲が広いのでモチベーションの維持が大変だったこともあげられています。

FPに限らず、世の中では取得した資格を仕事に活かせていないと「意味ない」「役に立たない」と言われてしまいがちですよね。
エラベルでは、「資格は意味ない」と言われてしまう理由や、「取っても役に立たない」と言われがちな資格についても独自アンケートを実施し、徹底調査をしていますので、気になる方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?資格保有者と採用担当の本音を徹底調査!
FPの勉強法は「独学」が80%以上

独学…79%(139人)
通信講座…13%(23人)
通学スクール…4%(7人)
その他(職場など)…3%(6人)
FP資格の取得方法については、約80%の人が「独学」で勉強したと回答しており、2番目の「通信講座」とは大きく差が開いています。
それぞれの勉強法について、メリット・デメリットについても聞いてみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
独学 | ・自分のペースで勉強できる ・隙間時間で勉強できる ・費用が安い | ・モチベーションの維持が大変 ・わからないところをすぐ聞けない ・勉強の進め方に悩む |
通信講座 | ・スケジュール管理がしやすい ・効率的に勉強できる | ・時間が決まってないので怠けてしまいがち ・受講料が高い |
通学 | ・仲間がいてモチベーションが上がる ・カリキュラムに沿って勉強できる ・義務的に勉強の時間を取ることができる | ・受講料が高い ・仕事終わりや休日に通うのは面倒 ・時間に縛られる |
それぞれの確保できる勉強時間やモチベーション、性格などに合わせて最適な勉強法で取り組みましょう。
各勉強法に寄せられたメリット・デメリットから向いている人のポイントをまとめてみましたのでぜひ参考にしてください。
勉強法 | 向いている人 |
---|---|
独学 | ・自分のペースで勉強を進めたい人 ・自分でスケジュールを立てて行動できる人 ・少しでもコストを抑えたい人 |
通信講座 | ・効率的に勉強したい人 ・勉強法がわからない人 ・勉強法を教えて欲しいが、通うのは面倒な人 |
通学スクール | ・モチベーションが保てない人 ・すぐ相談・質問したい人 ・定期的に決まった勉強時間を取れる人 |
費用面で考えるとやはり最も安く抑えられるのは独学です。参考書などの教材費だけで済みます。
通信講座や通学スクールの場合は、30,000円~100,000円が相場ですが、どの講座も2級の受検対策コースを兼ねている場合が多く、「とりあえずお金の勉強のため」と考えている人は、独学がおすすめです。

FPの一般的な学習期間の目安として、しっかり自分の知識として身につけたい場合は、3ヶ月間くらいかけて全ての分野を満遍なく学習するのが良いと思います。一方で、「試験合格を目的にしている」という場合は、過去問を見て出題傾向や、要点を押さえながら学習する方が効率的です。
知識として身につける勉強法と、試験に受かるための勉強法は違うということなのです。
合格者がイチオシ!FP技能検定3級のおすすめ教材

FP資格についての知識や試験概要について紹介してきましたが、いざ勉強を始めるとなっても「具体的にどう勉強すればいいの?」と悩んでしまいますよね。
そこで今回は、未経験から3ヶ月間の独学でFP技能検定3級に合格したエラベル編集部のライターが実際に使った参考書や勉強法を公開!
まずは、勉強法の前にどんな教材を使ったのかを紹介していきます。
3ヶ月の勉強期間で使用した教材3選
1つずつ解説していきます。
2021−2022年版みんなが欲しかった!FPの教科書3級
「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」は、書店のFP資格対策のコーナーでも目立つところに置いてあるFP受検者に支持率の高い参考書です。
この参考書は、次に紹介する「みんなが欲しかった!FPの問題集3級」と実質セットで使う仕様になっていて、「この教科書を読む→問題集の該当分野の問題を解く→教科書を読む」を繰り返していくのがおすすめです。
内容はポップなイラストや表などを交えてセクションごとにわかりやすく解説されているので、文字ばかりで読むのが疲れてしまうような参考書に比べると、かなり読みやすくスムーズに学習できました。
「問題集とセットで買うのは高い…」という人でも、各セクションの後ろには、基本問題もついておりインプットした知識をすぐにアウトプットすることもできますよ!
価格 | 1760円(税込) |
---|---|
ページ数/判型 | 484ページ/A5 |
著者/編集 | 滝澤ななみ |
出版社 | TAC出版 |
出版年 | 2021年5月 |
2021−2022年版みんなが欲しかった!FPの問題集3級
解答解説編では、分野のポイントがわかりやすくまとめられており、重要なところは赤シートを使って確認することもできます。赤シートを使うのは、学生時代のテスト勉強以来だったので懐かしさがありました。笑
手っ取り早く要点を掴みたい人にはこのポイントを読むだけでも力になりますよ。
価格 | 1650円(税込) |
---|---|
ページ数/版型 | 516ページ/A5 |
著者/編集 | 滝澤ななみ |
出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2021年5月26日頃 |
FP3級過去問道場
FP3級 過去問道場は、FP3級の過去問題3000問以上が搭載された解説付きの学習サイトです。
FP技能士1級を取得された管理者が運営しているサイトで、過去10年以上の過去問を年ごと、月ごとにみることができます。
また、ランダムに出題されるだけでなく、分野や単元ごとでも出題できるようになっています。また、問題の下に表や図などの詳しい解説も就いているので、通勤時間や隙間時間などを活用するにはもってこいの教材で、試験日直前の最後の追い込みにも非常に重宝しました。
利用料や月額もかからないので、こういった無料サイトや学習アプリなどを活用するのは非常におすすめです!
利用料 | 無料 |
---|---|
運営会社 | 株式会社スタディワークス |
管理人 | ミルキー(1級FP技能士) |
【体験談!】FP技能検定3級に3ヶ月で合格した勉強法

では、次に紹介した参考書と学習サイトを踏まえ、ひと月単位で具体的にどんなことに取り組んだのかを紹介していきます!
・20代女性
・独身
・通勤時間:片道 40分(電車)
・勤務日勉強時間:約1時間〜2時間
・休日勉強時間:約3時間〜4時間
1ヶ月目:出題範囲を把握

最初の1ヶ月目はどんな分野を勉強するのかを理解するための期間にしました。
具体的な方法としては、仕事終わりや休みの時間を使って下記のステップで行いました。
1ヶ月目のポイント
①「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」を1セクションずつ読む
②読み終えた部分のみ「みんなが欲しかった!FPの問題集3級」の問題を解く
③ 間違えた箇所を見直す(これを繰り返す)
ポイントは、教科書を全て読んでから一気に問題を解くのではなく、セクションごとに少しずつ読んで少しずつ問題を解くを繰り返し、徐々に理解できる範囲を増やしていくことです。

今回紹介した教科書は、セクションの冒頭に事前に学ぶ内容が簡潔に書かれていて、わかりやすい図や表もあって読みやすかったです。
ただ、この時点では、完璧に理解することは目的にしていませんでした。1ヶ月目なので、「FPとはこういう分野を学習していくのか」と把握する程度を目標に進めました。
2ヶ月目:1問でも多くの問題に触れる

1ヶ月かけて参考書の全体像は掴んだので、次は単元ごとに問題を解いていく時期。1ヶ月目の反省点として、仕事終わりで疲れていたりなど定期的に勉強することができない日がありました。
その問題を解決したいと思い、2ヶ月目から過去問道場を取り入れスマホ学習に移行。
勉強方法としては、下記のステップで毎日おこないました。
2ヶ月目のポイント
① 通勤時間1時間20分(往復)で1単元100問問題を解く
② 解説を読む
最初は面倒くさいなと思うのですが、通勤時間という毎日決められた時間にやったので1週間も経てば、習慣化できるようになっていました。
10年以上前の過去問も月単位でストックされていて問題数が多い上に法令改正で現在とは内容が変わってしまった問題内容は外すこともでき、解説もきちんとついているので、無料で使えてこの情報量は凄い!と思いました。
参考書ももちろん活用しましたが、この過去問道場で受かったといっても過言ではありません。
3ヶ月目:実試験を想定した模擬練習

最後の3ヶ月目は追い込みの時期。また、試験日が間近に迫っているので、一番やる気に満ち溢れており、問題も1,2ヶ月目に比べると、わかる問題が増えてきているので、モチベーション高く勉強に励むことができました。
3ヶ月目のポイント
① 通勤時間でランダムに100問解く
→行き:学科試験50問、帰り:実技試験50問
② 休みの日に予想問題を解いて直しをする
→テキストについている問題などを活用し、時間を測って問題を解く
通勤に片道40分かかるので、通勤時間を活用しましたが、通勤時間でなくても1日の中で決まった時間に毎日1問でも問題に触れることはとても大事なことです。
継続しないと、すぐに忘れてしまうものなので、時間がなくても間違えてもとにかく浴びるように問題を解くことを意識しました。
1,2ヶ月目はわからないことだらけで問題も解けず、独学だと特にモチベーションが保ちづらいと思います。ですが、当たり前のことですが1.2ヶ月目でどのくらい参考書や問題に触れたかで3ヶ月目に解ける問題数は大きく変わります!
今回、紹介した独学での勉強法や学習期間はあくまで一例ですが、ぜひ参考にしてもらいながら、自分に合った勉強法で合格を目指しましょう!
まとめ
資格コンサルタントの鈴木さんもおっしゃるようにFPは、公私ともに役立つお金の知識を身につけることができるので、年代・性別問わず非常におすすめの資格です。未経験の人は、まずはFP技能検定3級を目指しましょう!
今回、未経験且つ3ヶ月の独学でFP技能検定3級に合格したエラベル編集部ライターが効率的に学べるおすすめ勉強法を紹介しましたが、あらためてポイントを紹介します。
FP技能検定3級おすすめの勉強法
・1ヶ月目:出題範囲を把握
・2ヶ月目:1問でも多くの問題に触れる
・3ヶ月目:実試験を想定した模擬練習
FP技能検定は国家資格ですが、決してハードルの高い資格ではありません。お金の知識は学んでおいて決して損はないので、少しでも興味がある人は、ぜひ気軽にチャレンジしてみましょう!

「選ぶをもっと楽しく」をコンセプトに、専門家・愛好家・体験者の方にご協力頂きながら、買い物やサービス選びに悩む方たちをサポートします。一人ひとりにフィットした情報に届け、皆さんの「したい」を叶えます。