医療事務資格の難易度は?独学で取れる?|合格率を基に8つの資格をランキング紹介 - エラベル
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医療事務資格の難易度は?独学で取れる?|合格率を基に8つの資格をランキング紹介

医療事務資格の難易度は?独学で取れる?|合格率を基に8つの資格をランキング紹介

「メジャーな医療事務資格の難易度を知りたい」
「将来的に難しい資格にもチャレンジしたい」

関連資格も含めて種類の多い医療事務資格は、難易度もさまざまです。それぞれの資格の難易度について知らないと、自分には、どの資格のレベルが合っているのか、判断できないですよね。

そこで、この記事では代表的な医療事務資格の種類について、難易度にフォーカスしながら解説していきます。

医療事務歴10年以上で、診療情報管理士資格を有しているフリーライターの私が経験に基づいてお話しますので、これから医療事務の資格を取ろうとしている人は参考にしてくださいね。

そもそもの医療事務の仕事内容について詳しくしりたい方は、1日のスケジュールも紹介しているこちらの記事も要チェック!

医療事務とはTOP画像

医療事務とはどんな仕事?医療事務歴4年の主婦が1日の流れや資格を徹底解説

医療事務資格の難易度ランキングTOP8

では早速、数ある医療事務系の資格の中から主な8つ資格の難易度ランキングを紹介します。

ランキングの評価基準は以下の3つの項目を基に総合的に評価しています。

  • 合格率…公式サイトが公開している2022年6月時点で公表されている直近5回の合格率平均
  • 1年の試験実施回数…1年に何回受験のチャンスがあるか
  • 合格基準…正答率が◯%で合格か
順位試験名合格率
(直近5回平均)
試験回数
(1年あたり)
1診療情報管理士認定試験※166.7%年1回
2診療報酬請求事務能力認定試験36.4%年2回
3医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士)2級62.4%要問い合わせ
※年3~4回が多い
4医療事務管理士技能認定試験67.58%毎月
5医科2級医療事務実務能力認定試験70%※2年3回
6医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)78%※3毎月
7医療事務技能認定試験88.34%毎月
8医療事務検定試験89.4%要問い合わせ
※毎月実施が多い

※1、1位の診療情報管理士認定は、2022年2月のみの合格率
※2、5位の医科2級医療事務実務能力認定試験は明確な合格率の掲載がなかったため、「60~80%」という公式表記の平均値でランキングしています
※3、6位の医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)は、公式サイトに合格率の記載がなかったため、日本療養教育財団に問い合わせをし、2021年度の年間の合格率を確認しています

1位の診療情報管理士認定試験は、医療事務経験者がキャリアアップを目的に取得を目指すことが多く受験資格も誰でもうけられる資格ではありませんが、医療事務の関連資格としてランキングに含めています。

合格率を見ると、30%台と低いものもありますが、ほとんどの医療事務資格の合格率は60%以上と高いことがわかります。

難易度はわかったものの、ランキング一覧で見ると、似たような名前の医療事務資格が多く、各資格にどんな特徴があるのか、違いが分かりづらいですよね。続いては、「未経験者向け」「経験者向け」に分けて医療事務の資格を詳しく解説します。

この記事では、様々な医療事務の資格の難易度を幅広く紹介していますが、「特におすすめの医療事務資格を知りたい!」という方はこちらの記事も参考にしてみてください。主要な資格4つに絞って紹介しています。

医療事務おすすめ資格TOP

医療事務の資格はどれがいい?種類や難易度、おすすめ学習法を紹介

【未経験者向け】難易度が低い医療事務資格6選

パソコンを使う女性・OK

医療事務資格のなかでも難易度が低めで、合格しやすい資格試験を6つピックアップしました。

難易度が低い順に紹介しているので、最短距離で合格を目指したい人は、ぜひ上から順番に参考にしてみてください。

【8位】医療事務検定試験

勉強する女性

医療事務検定試験では、医療事務の実践的スキルである医療費算定の知識が問われます。

この試験の合格率は90%を超えることも多く、他の医療事務試験と比較しても難易度が低いので、確実に資格をとりたいという人におすすめです。

ただし、公式書籍や過去問などは販売されていないため、独学はやりづらいと言えます。主催団体である日本医療事務協会では「医療事務総合講座」という通信・通学コースが用意されているので、そちらを利用するのもひとつの手でしょう。

受験資格なし
合格率平均89.4%
合格基準得点率70%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上
受験料7,700円
試験日要問合せ※毎月実施していることが多い
試験内容学科:正誤問題20問、記述式5問
実技:医療費の計算(会計欄)算2題(外来1題、入院1題)作成
出題範囲【学科】
医療保険制度の概要
高齢者医療制度
公費負担医療制度(生活保護)
保険医療機関の受付事務と請求事務
保険診療に関連する法規
診療報酬点数表〔医科〕より点数算定の基礎について

【実技】
基本診療料
医学管理
在宅医療(往診)
検査
画像診断
投薬
注射
リハビリテーション
処置
手術
麻酔
病理診断

受験方式全国の会場

参考:日本医療事務協会

【7位】医療事務技能認定試験

練習問題

医療事務技能認定試験は、医療事務業務の基盤となる資格として一定水準の技能があることを証明する試験です。

この試験を主催している技能認定振興協会(JSMA)は、日本で初めて医療事務の技能を認定した資格試験団体として知られています。

名称が似ている試験に医療事務管理士技能認定試験がありますが、これは同じJSMA 技能認定振興協会が主催しているものです。医療事務技能認定試験のワンランク上に位置づけられる試験なので、こちらの試験に合格後、ステップアップとしてチャレンジするのもいいでしょう。

受験資格なし
合格率88.34%
合格基準【在宅試験】得点率が約80%以上
【インターネット試験】得点率70%以上
受験料5,000円
試験日在宅受験:毎月(毎月第4土曜日翌日の日曜日
インターネット試験:好きなときに受験可能
試験内容【在宅試験・インターネット試験】
学科:択一式 40問
実技:択一式 10問
出題範囲法規、保険請求事務、医学一般
受験方式在宅試験、インターネット試験

参考:JSMA 技能認定振興協会

【6位】医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

受験勉強

医療事務技能審査試験は、医療事務業務を行う者の知識と技能を証明する試験です。医療機関では一定の評価をされている資格であり、試験合格者には「メディカルクラーク」の称号が与えられます。

当試験は「患者接遇」という科目が含まれているのが特徴です。患者接遇とは、単なる接客とは異なり、不安を抱えている患者さんを気遣うこと、医療安全に考慮することなど、より医療現場に即したコミュニケーションスキルのことを指します。

このような窓口業務など実務よりの知識を習得できるのが、メディカルクラークを取得するメリットと言えるでしょう。

受験資格なし
合格率78%
合格基準学科試験、実技試験I・IIのすべての得点率が70%以上
受験料7,700円
試験日年12回(毎月)
試験内容学科:記述式2問(患者接遇)
実技Ⅰ:択一式25問(医療事務知識)
実技Ⅱ:レセプト点検4問
出題範囲【学科】
医療保険制度
高齢者医療制度
公費負担医療制度
介護保険制度
医事法規一般
医事業務
医科診療報酬に係わる事項(出来高・DPC制度)、医学一般、薬学一般、診療録(医科もしくは歯科を選択)

【実技】
実技I:コミュニケーション(患者対応)
実技II:診療報酬請求事務(医科もしくは歯科を選択)

受験方式在宅試験

参考:日本医療教育財団

レセプト業務とは?

レセプト業務とは?難しい?資格いる?未経験者向けに流れとコツを解説!

【5位】医科2級医療事務実務能力認定試験

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医科2級医療事務実務能力認定試験は、診療報酬に関する知識、医療関連法規に関する知識を判断するための試験です。

合格率は60〜80%と高く、初心者でも取得しやすい資格と言えるでしょう。

公式サイトには問題例や公式教材・推薦書籍の掲載もあるので、今すぐ独学で資格取得の学習を始めたい人におすすめです。ただし、受験機会は年3回と、他の試験より限られていることに注意してください。

受験資格なし
合格率60〜80%
合格基準原則として得点率60%以上(問題の難易度により変動する)
受験料7,700円
試験日年3回(6月、11月、3月)
試験内容学科:択一式20問(医療関連法規に関する知識10問、診療報酬請求に関する知識10問)
実技:レセプト作成2問(外来1問、入院1問)
出題範囲医療保険制度
保険医療機関等
療養担当規則
公費負担医療制度
医療関係法規
介護保険制度
受験方式在宅試験

参考:全国医療福祉教育協会

【4位】医療事務管理士​技能認定試験

英検資格

医療事務管理士​は、日本初の医療事務資格として医療機関に広く知られる資格です。

取得しやすい医療事務資格に分類しているもののなかでは合格率50%台と、やや難易度が高めですが、受験機会は毎月あり、何度でもトライできるチャンスがあります。

試験形式には在宅試験に加えてインターネット試験があり、インターネット試験ではPC操作による受験となります。

受験資格なし
合格率67.58%
合格基準【在宅試験】学科試験の得点が約80点以上、実技試験の得点率が各60%、かつ合計が80%以上
【インターネット試験】得点率70%以上
受験料7,500円
試験日毎月(毎月第4土曜日・翌日の日曜日)
インターネット試験は好きなときに受験可能
試験内容【在宅試験】
学科:択一式10問
​​実技:レセプト点検問題1問・作成問題2問(外来1問、入院1問)

【インターネット試験】
学科:択一式 50問
実技:択一式 60問

出題範囲法規(医療保険制度・公費負担医療制度など)
保険請求事務(診療報酬点数の算定など)
医学一般
受験方式在宅試験、インターネット試験

参考:JSMA 技能認定振興協会

【3位】医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士)2級

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医療情報実務能力検定試験は、無駄な診療報酬請求を省きつつ、請求漏れを防止するテクニックや実務能力を証明する試験です。

1級と2級に分かれますが、1級は2級合格が受験資格となっているため、資格取得を目指すには、まず2級から受験することになります。

1級・2級ともに、教育指定校および団体受験での受験のみとされるため、独学で受験することができません。TERADA医療福祉カレッジなどの教育指定校の通信講座、あるいは通学講座を受講することが必要となります。

受験資格なし
合格率62.4%
合格基準学科試験、実技試験とも受験者偏差値55以上または80%以上
受験料7,700円
試験日教育指定校及び団体受験での受験
試験内容学科:20問
実技:レセプト作成3問(外来2問、入院1問)
出題範囲医療保険制度・公費負担制度の概要
保険医療機関・療養担当規則の基礎知識
診療報酬・薬価基準・材料価格基準の基礎知識
医療用語および医学・薬学の基礎知識
医療法規の基礎知識
受験方式教育指定校及び団体受験での受験

参考:医療福祉情報実務能力協会

【経験者向け】難易度が高い医療事務資格2選

医療事務

続いて、医療事務資格で難易度が高いほうに分類されるものを2つ紹介します。

この2つの資格は、経験者がスキルアップのために取得する場合が多いです。学習にはまとまった時間を要し、腰を据えて取り組む必要がありますが、資格取得を勝ち取れば業界で高く評価され、収入アップなど高待遇が期待できます。

【2位】診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務資格のなかでは最難関として知られる試験です。

合格率は30%ほどと低い上に、受験機会も限られており、多くの医療事務試験が毎月開催のなか診療報酬請求事務能力認定試験は年2回のみとなります。

民間資格ですが、かつては厚生労働省が認定する公的資格であった経緯もあり、医療機関からの評価は高く、この資格を取得する意義は大きいと言えるでしょう。

受験資格なし
合格率36.4%
合格基準学科試験:70点以上(100点満点)
実技試験:85点以上(100点満点)
受験料9,000円
試験日年2回
試験内容学科:20問
実技:レセプト作成(外来1問、入院1問)
出題範囲医療保険制度等・公費負担医療制度の概要
保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識
診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識
医療用語及び医学・薬学の基礎知識
医療関係法規の基礎知識
介護保険制度の概要
受験方式全国の会場

参考:日本医療保険事務協会

【1位】診療情報管理士認定試験

図書館で勉強する 女子大生

診療情報管理士は、医療事務の関連資格として注目が集まっている資格です。

診療報酬上では「診療録管理体制加算」が定められ、医療機関における診療情報管理士の果たす役割はまずます大きくなっています。

診療情報管理士の資格取得を志すのは、キャリアアップを目指す医療事務従事者のほか、医師や看護師、その他コメディカルなど幅広い職種に及びます。

合格率は60%台と一見、高そうに思えますが、受験資格として基本的に2年間の通信教育修了を要することや、医療事務以外に専門職種の受験者も含まれていることを考慮すると、決して高い合格率とは言えません。

試験日は、年1回のみで受験のチャンスは限られており、資格取得には相当の学習が必要です。

受験資格日本病院会認定の大学・専門学校を卒業
または、日本病院会が実施する2年課程の「診療情報管理士通信教育」を修了した方
合格率66.7%
合格基準非公開
受験料10,000円
試験日毎年1回2月
試験内容基礎分野、専門分野:択一式
出題範囲【基礎分野】
人体構造・機能論
臨床医学総論 (外傷学、先天異常等含む)
臨床医学各論Ⅰ(感染症および寄生虫症)
臨床医学各論Ⅱ(新生物)
臨床医学各論Ⅲ(血液・代謝・内分泌等)
臨床医学各論Ⅳ(精神・脳神経・感覚器系等)
臨床医学各論Ⅴ (循環器・呼吸器系)
臨床医学各論Ⅵ(消化器・泌尿器系)
臨床医学各論Ⅶ(周産期系)
臨床医学各論Ⅷ(皮膚・筋骨格系等)
医学・医療用語

【専門分野】
医療管理総論
医療管理各論Ⅰ(病院管理)
医療管理各論Ⅱ(医療保険・介護保険制度)
医療管理各論Ⅲ(医療安全・医療の質管理)
保健医療情報学
医療統計Ⅰ (統計理論)
医療統計Ⅱ (病院統計・疾病統計)
診療情報管理Ⅰ(法令・諸規則)
診療情報管理Ⅱ(診療情報管理士の実務)
診療情報管理Ⅲ(DPC・医師事務作業補助者・がん登録の実務)
国際統計分類Ⅰ
国際統計分類Ⅱ

受験方式全国の会場

参考:技能認定振興協会

医療事務の資格は独学で取れる?

悩む女性

医療事務の資格は独学でも十分に取得可能なものが多数あります。

医療事務講座など通信講座も充実しているので、必要に応じて取り入れるといいでしょう。

スクールという選択肢も含め、いかに自分に適したスタイルを選べるかが合格のカギを握ります。

独学がおすすめなケース

勉強する女性

医療事務の資格は、自分でテキストなどを用意し、独学での取得を目指しやすいものも数多くあります。

この記事で「難易度が低いもの」として紹介した資格のなかで、通信講座修了などの条件がないものは独学で学習を進めやすいでしょう。

具体的には、

などの試験は、独学での対策がしやすいです。多くの場合、受験機会も毎月あるため何度でもチャレンジできます。

通信講座がおすすめなケース

勉強している女性

医療事務資格には通信講座が豊富にラインナップされています。通信講座で用意されたテキスト・問題集があれば、合格まで最短距離で進めるため独学が苦手な人でも安心です。

私自身もユーキャンの医療事務講座で学習し、「医療事務認定実務者」資格を取得しました。基本的にはテキストで自学習しながら、問題集や添削課題をこなすというスタイルです。3ヶ月ほど自分のペースで学習した後、在宅受験をして資格を取りました。

通信講座は費用もそこまで高くないため、コスパに優れた学習方法です。

医療事務の講座を開催している通信講座はたくさんあるので、費用や取りたい医療事務資格を見比べながら自分に合った通信講座を選びましょう。

【医療事務講座を開催している通信講座一覧】※通信講座名をクリックすると公式サイトに飛びます

通信講座名費用受講期間取得が目指せる資格
ユーキャン49,000円4ヶ月医療事務認定実務者(R)
たのまな34,200円3~4ヶ月診療報酬請求事務能力認定試験
医療事務認定実務者(R)
キャリカレ41,900円3ヶ月JADP認定 医療事務資格
フォーサイト42,800円~3ヶ月診療報酬請求事務能力認定試験
資格の大原14,200円~2ヶ月医療事務(医科)能力検定試験
日本医療事務協会37,400円3ヶ月医療事務検定試験 
ニチイまなびネット61,600円2ヶ月医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

まずは資料請求でカリキュラムやスケジュールをチェックしてみるのもおすすめです。

スクールがおすすめなケース

タブレットを見る大学生

スクールは独学や通信講座で自学習する自信がない人や、難易度が高い資格取得を目指す人におすすめです。

スクールなら講師による講義や質疑応答など質の高い学習を確保できます。また、通学している仲間と切磋琢磨できることもスクールの大きなメリットと言えるでしょう。

次に説明していますが、診療報酬請求事務能力認定試験に合格した人のなかにはスクールをおすすめするという意見が数多く見受けられました。

医療事務コースがある社会人向けの通学スクールもいくつかあるので、しっかり時間をとって学びたい人はスクールもおすすめですよ。

【医療事務講座を開催しているスクール一例】※スクール名をクリックすると公式サイトに飛びます

スクール名費用受講期間取得が目指せる資格
ヒューマンアカデミー390,060円約11ヶ月診療報酬請求事務能力認定試験
医科2級医療事務実務能力認定試験
医療事務OA実務能力認定試験
電子カルテオペレーション実務能力認定試験
2級医療秘書実務能力認定試験
資格の大原52,800円※約9ヶ月医療事務(医科)能力検定試験
ニチイまなびネット91,850円約2ヶ月医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
日本医療事務協会60,500円5日間医療事務検定試験 

※映像通学コースの場合(コース・学びスタイル複数あり)

医療事務資格を取得するためのアドバイス【資格保有者の声】

キーポイント

医療事務資格とその関連資格で難易度の高い試験として、診療報酬請求事務能力認定試験と診療情報管理士認定試験があります。

両試験ともしっかりとした対策が必要で、合格は必ずしも容易ではありませんが、就職や実務に活用しようと資格取得を志す人は多いです。

そこで、実際に難関試験を突破してきた資格保有者によるアドバイスを紹介します。

診療報酬請求事務能力認定試験の資格保有者からアドバイス

パソコンを使う女性

エラベル編集部では、医療事務の資格保有者54人を対象にアンケートを実施し、資格取得のためのアドバイスをもらいました。

アンケート概要
アンケート内容:医療事務資格の取得方法やアドバイスについて
調査方法:インターネット調査
調査対象:医療事務関連の資格保有者54名
アンケート実施期間:2022年4月27日~5月6日

中でも特に難易度が高いと言われる、診療報酬請求事務能力認定試験に合格した人の共通した意見をまとめてみました。

診療報酬請求事務能力認定試験の合格者意見

  • 独学よりも通信講座、スクールがおすすめ
  • 数ある医療事務資格のなかでも一番おすすめ
  • 過去問の問題演習を繰り返すことが大事
  • 出題パターンを把握する

実際に寄せられたリアルな意見を抜粋して紹介します。

20代前半
20代前半
医療事務で就職を見据えた資格取得を考えるのであれば(特に大きな総合病院など)診療報酬請求事務能力認定試験を取得しておくのがおすすめです。

実務者がスキルアップのために受験するような難易度の高い資格なので、独学ではなく専門学校や通信教育などでしっかり勉強してから望む方がいいと思います(専門学校にて資格取得)

20代前半
20代前半
とにかくレセ作成、過去問をひたすら解いてました。

実技(レセ作成)に関しては点数本、参考資料の持込が可能=答えが載っているので、それを時間内に探そうと思ったら、回数を重ねて点数本を開く事に慣れること、出題パターンのコツを掴むことが大事だと思います(専門学校にて資格取得)

以上のように、おすすめの資格であること、通信講座かスクールでの学習が効果的であること、過去問演習を中心に出題パターンを理解するのが重要であることがわかります。

資格保有者のアドバイスについてもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

医療事務おすすめ資格TOP

医療事務の資格はどれがいい?種類や難易度、おすすめ学習法を紹介

診療情報管理士認定試験の資格保有者からアドバイス

医療事務資格証明書

この記事の筆者である私も診療情報管理士認定試験に合格し、診療情報管理士として10年以上病院勤務をしていました。そんな私からも、資格保有者視点でアドバイスをさせていただきます。

私は、日本病院会が主催する「診療情報管理士通信教育」を2年間履修し、2017年2月の診療情報管理士認定試験に合格しました。この試験は基礎分野・専門分野と範囲が幅広く、大学受験にも匹敵するボリュームがあります。

私が学習・試験対策でアドバイスしたいのは、以下のとおりです。

これらは診療情報管理士認定試験のみならず、多くの試験で共通するアドバイスでもあるので、他の医療事務試験を目指しているかたも参考にしてくださいね。

インターネットで検索する

テキストだけで理解が足りない内容は、インターネットで徹底的に検索することが重要です。

たとえば、テキストに記載されたイラストではわかりにくい脳の立体構造や人体の解剖、臓器の位置関係なども、インターネットがあれば、あらゆる視点からの画像や動画による情報が得られます

このようなインターネットの検索力を身につけましょう。

テキストに復習性をもたせる

検索して得た情報は、直接テキストに書き込みすることで復習性をもたせられます。

こうすることでテキストの余白は文字だらけになりますが、復習で見返したとき瞬時に必要な情報が得られるようになるのです。

当然、試験直前の復習にも絶大な効果を発揮してくれます。

テキストは最低3周する

診療情報管理士テキスト

テキストは、最初から3周はするつもりで取り組んでみてください。1周しただけで記憶に定着させるのは不可能だからです。

よっぽど記憶力が優れているか、最初から前提知識がある人でない限り、テキストを1周しただけで深く理解することは難しいでしょう。

基礎分野も専門分野も、テキストは3周以上まわすことをおすすめします。

問題集に取り組む

テキストで新しい分野を学習するたび、該当箇所の問題集を解き、理解を深めます。大事なのは、問題に正解するより、理解を深めるのに役立てることです。

試験直前なら正解にこだわるのも大事ですが、学習段階ではむしろ、アウトプットすることで情報を再構築し、記憶に定着させることのほうが重要です。

不正解だったところも消さずにそのまま残しておくほうが、理解を深める対象が明らかになって有益ですね。

試験本番ではわかるものから解く

試験本番はスピード優先で、どんどん問題を解いていってください

診療情報管理士認定試験は、時間に余裕があるような試験ではありません。

わからないものは深入りしすぎる前にいったん保留し、わかるものから順に解いていきましょう。医療統計などは苦手な人が多いですが、全体に占める割合は決して大きくなく、わからなければ飛ばしてもまったく問題ありません。

まとめ

医療事務の資格を難易度別に紹介してきました。これから初めて医療事務の勉強を始める人は、難易度が低く取得しやすい資格から始めてみるのはいかがでしょうか。

独学でも学習できる資格は多いですし、通信講座もうまく利用するとより効率的です。

目的が就職なら取りやすい資格でアピールポイントを作り、実際に面接に応募してみましょう。難易度が高めの資格は、就職してからキャリアアップのために取得しても遅くはありません。

ぜひ、この記事をおさらいして、医療事務の資格にチャレンジしてみてくださいね。

Writer執筆者
山本 大輔のプロフィール画像
山本 大輔

フリーライター

フリーランスのWebライター・Webライター講師。前職は医療事務、健診事務、診療情報管理士として10年以上病院にて勤務。現在は、複数サイト・個人ブログ運営。個人から店舗オーナーまでWordPressサイト導入やブログ運営のアドバイスも行う。「Webな毎日」へのライフ・シフトを掲げ、世界中をバーチャルオフィスに変えていく。アフターコロナはPCと小さなバッグひとつだけ抱え、海外と日本を行き来する生活を目論む。

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