
医療事務とはどんな仕事?医療事務歴4年の主婦が1日の流れや資格を徹底解説
目次
女性に人気の職種といえば事務職。中でも医療事務は、全国どこでも働けて求人数も多いことから、幅広い年齢層の方に人気ですよね。
今回は、
「医療事務って実際なにをするんだろう?」
「医療事務に向いている人は、どんな人?」
「医療事務になるには資格は必要?」
など、医療事務に興味はあるけど、全く未経験の方向けに、病院での医療事務歴4年、複数の医療事務資格を保有している主婦ライターのわたしが、
- 医療事務の仕事内容
- 1日の流れ
- 医療事務のメリット
- 医療事務の大変なところ
について、実体験もふまえて紹介していきます!
また、医療事務経験者80人にアンケート調査を実施し、人気の医療事務資格についても徹底調査しましたので、医療事務に興味のある方、医療事務の資格を取ろうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
【アンケート概要】
・調査内容:医療事務の実務・資格に関するアンケート調査
・調査対象:元・現役医療事務経験者80人
・調査方法:インターネット調査
・調査機関:2022年4月20日~4月26日
【質問内容】
・年齢
・性別
・医療事務としての年収
・勤務先
・医療事務系の保有資格の有無
・医療事務のやりがい
・医療事務の大変なこと
・医療事務をする上で資格は持っておいた方が良い?
・上記の理由
・医療事務に向いている人
静岡県在住の30代主婦
医療事務の専門学校在学中に4つの医療事務資格を取得し、新卒で病院に就職。
4年間病院勤務の医療事務としてレセプト業務や健診業務、救急車の受け入れや、急患の対応などを経験。
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医療事務とは?細かい仕事内容を紹介!
医療事務とは、病院やクリニックなどで働く事務職のことを指します。一般企業の事務職とは違い、医療関連の専門的な知識を必要とされる、専門職です。
医療事務の主な仕事は、以下の4つに分類されます。
それぞれの業務内容を詳しくご紹介していきます。
受付業務
まず1つめは、病院やクリニックの受付に立ち、来院された患者様の診察受付です。医療事務と聞いてまず思い浮かぶ業務は、この受付業務ではないでしょうか。
患者様から診察券と保険証を預かり、変更がないかを確認します。
また、問診表を記入してもらい症状を聞き取り、医師や看護師に的確に伝えます。この業務を行うことで、検査や診察がスムーズに運ぶようになります。
カルテ作成も受付業務の1つ
初めて来院された患者様には、診療申込書と問診表を記入してもらい、カルテを作成します。
病院やクリニックによって、紙のカルテや電子カルテの場合がありますが、氏名や生年月日、保険証の情報などの基本的な情報は受付で入力をします。
氏名や生年月日は個人を特定するための大切な情報なので、全てを正確に入力しなければなりません。
受付は病院やクリニックの顔です。体調が悪く不安になっている患者様に対して、常に笑顔でかつ優しい対応が求められます。
会計業務
2つめは、検査や処置、診察が全て終わった患者様の会計業務です。
医療機関で診察を受けたことがある方は誰でも見たことがあるかもしれませんが、病院やクリニック、歯科医院などから渡される領収書には、項目ごとに点数が書かれていますよね。
実施された検査や処置、使用した薬剤、処方される薬など、算定できるものは、点数で表記され、医療費は1点10円で計算されます。
全て入力をした後、患者様の自己負担割合に応じた金額の会計と薬が処方される場合は処方箋を渡します。
窓口が混み合っていると慌ててしまいがちな業務ですが、患者様が名前を聞き間違えて会計窓口に来てしまうこともあるので、本人確認や釣銭の授受など正確さが求められます。
クラーク業務
次に、入院施設が備わっている病院では、入院している患者様の事務作業をするのも医療事務の業務です。
クラーク業務の際は、ナースステーションに常駐し、多岐にわたる事務業務をこなしていきます。
クラーク業務の主な内容
- 入院費の計算や費用の説明
- 入退院の手続き
- 食事や検査のスケジュール管理
- 面会に来た方の対応など
また、ナースステーションには医師や看護師、薬剤師、検査技師、栄養士なども出入りするので、他部署との連携も必要です。
入院している患者様やご家族様の不安を和らげることができるよう、信頼される職員になることが望まれます。
クラーク業務には「病棟クラーク」「外来クラーク」など医療事務とは別に1つの職種として専属で業務についている病院もあります。
病棟クラークについて詳しく知りたい人、医療事務との違いを比較したい人はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

病棟クラークとは?経験者に聞く仕事内容・向いている人・あるある情報を紹介
レセプト業務
そして、医療事務ならではのもう一つの業務としてあげられるのがレセプト業務です。
レセプトとは、診療報酬明細書のことです。
病院やクリニックで診察や処置を受ける場合、保険証を提示すること会計時の費用は、実際にかかった費用の一部負担 保険診療の負担額は原則3割
乳幼児や70際以上の人は、1~2割負担 で済みますよね。
残りの費用は、それぞれの保険証の保険者 保健事業を行っている保険組合を「保険者」
健康保険に加入している本人を「被保険者」
と言います に請求します。これがレセプト業務です。
レセプトは、患者様ごとに、毎月発行します。月の最終日の診察終了後、その月に診察した患者様全員分を印刷します。
提出期限は翌月10日なので、一枚ずつ不備がないかチェックし、間違いがあれば修正し再印刷します。
レセプトを読み取り、間違いに気付くためには専門的な知識が必要になります。
レセプト業務についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。

レセプト業務とは?難しい?資格いる?未経験者向けに流れとコツを解説!
レセプト業務ができると証明できる資格は?
レセプト処理の能力を証明するために役立つ資格には、次のような資格があります。
レセプト処理能力が証明できる資格
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
- 医事コンピュータ技能検定試験
- 医療事務管理士技能認定試験
- 医療事務実務能力認定試験
- レセプト点検業務技能検定試験
ちなみに、わたしは専門学校在籍中に、診療報酬請求事務能力認定試験を取得しました。レセプト作成の実技試験もあり、カルテを読み取りレセプトを一から記入し作成します。
医療事務資格試験の最難関と言われているこの資格を取得したことで、実務経験がなくても、抵抗感なくレセプト業務に当たることができ、また自信を持って行うことができました。
未経験で医療事務を目指す方は、資格を持っていると医療事務の知識があるという証明になるので、おすすめですよ。
その他の業務
紹介した4つの専門的な事務業務の他にも、病院やクリニックによって異なりますが、全体を支える様々業務があります。
医療事務職員が行うその他の業務
- 電話対応
- 来客対応
- 受付周りの清掃
電話対応では、受診したい患者様のカルテを用意したり医師や看護師の指示を受けたり、来院される前に準備をしておきます。
また、患者様以外の来客対応も医療事務の仕事です。わたしが勤務していた病院では、製薬会社や清掃業者、クリーニング業者、派遣会社など、様々な来客がありました。
お茶出しを頼まれることがあったので、お茶の入れ方や出し方のマナーを勉強しておきました。
清掃業者が入っている病院やクリニックでも、受付周辺や事務室は医療事務が簡単に清掃をします。受付や事務室は常に綺麗であることが求められます。
医療事務の一日の流れ
病院とクリニックでは、業務内容に違いがあるものの、だいたいの流れは同じです。
実際にわたしが働いていた病院での、一日の流れを紹介します。
7:50 出勤
制服に着替え、出勤します。感染対策のため、自宅から制服で出勤することは禁止です。
受付カウンターに必要なものを並べ、受付を開始する準備をします。
8:00 受付開始
並んでいる患者様を順番に受付します。
予約をしている患者様は、予約済みの棚からカルテを用意してご案内。
予約をしていない患者様は問診表を記入してもらい、ご案内します。カルテを探して保険証に変更がないかなど確認します。
受付で患者様の対応をしながら、翌日以降の予約患者様のカルテの準備もしていきます。
11:30 休憩
順番に休憩を取ります。わたしはお弁当を持参し、食堂で食べていました。
病院の場合は、他部署の職員と一緒になるので、会話を楽しみながら休憩します。
午前と午後の診察が数時間空くクリニックでは、帰宅して休憩することが可能なところもあります。
12:30 会計入力を担当
午後は会計を入力します。3人の医師の診察に対し、会計を入力する職員は1~2人。
スピードと正確さを求められます。
入力後、他の職員や薬剤師に処方箋のチェックをしてもらい、レジ担当の職員がレジを行います。
17:00 退社
私服に着替えて退社。
当直で残る職員がいるので、レセプト業務以外の残業はほぼありません。
レセプト業務がある日は残業することも
月末の外来診察最終日は、全ての患者様のレセプトを印刷するため、22:00まで残業をしていました。
仕事内容のレセプト業務でも説明しましたが、レセプトの提出期限は翌月10日なので、月初1日~5日までは、レセプト業務で20:00まで残業することが多かったです。
病院勤務の医療事務は当直(夜間勤務)もあり!
わたしが勤務していた病院では、月に2~3回、当直勤務がありました。(当直の有無や頻度は病院により異なります)
通常勤務の後、そのまま17:00~翌日9:00まで1人で電話当番をします。当直勤務の主な仕事内容は、救急車の受け入れや、急患の対応です。通常勤務の後、そのまま当直なので、朝8:00から翌朝9:00まで病院にいることになります。
救急当番医 当番制で急患(急性の病気やけが)を対象に受け入れる医師 の日に当たると優先的に電話がかかってきて救急車が来るので、忙しいです。仮眠を取ろうとしてもすぐ電話が鳴り全く休めない日もありますが、忙しい日こそ、医師や看護師と協力しチームワークが生まれ、勤務が終わる時間には達成感があります。
救急当番医ではない日は電話が一回も鳴らないこともあり、当直室でテレビを見たり仮眠をとったり、自由に過ごすことができました。
体力的には大変ですが、全ての事務業務を自分ひとりで行うので、仕事のスキルは上がり、やりがいがあります。
医療事務の平均年収は?手取りでどのくらい?
今回、20代~40代を中心に元・現役医療事務経験者80人に医療事務としての年収を聞いたところ、全体平均は、約243万円でした。
国税庁が発表している、給与所得者の1人当たりの平均給与は461万円です。男性567万円、女性280万円なので、今回の調査で判明した医療事務の平均年収は低めと言えます。
参考:平均給与(国税庁)
ただ、アンケートの中で、最も年収が高い方は年収500万円(40代後半/病院勤務)と回答した方もいます。地域や働き方、病院かクリニックかによっても大きく変わる職業であることがわかります。
資格を持っていると資格手当が付くところもありますが、わたしが勤めた病院では特に資格手当はありませんでした。
医療事務として働くメリットとは?
ここでは、医療事務歴4年の主婦が実際に働いて、メリットだと感じたことをお伝えします。
保険や申請書などに詳しくなる
入院費用を抑えることができる「高額療養費制度」や、生命保険会社に提出する「入院証明書」など、いざという時に必要な書類や手続きに関して詳しくなりました。
こういった制度は、仕事以外にも私生活でも、関わってくる可能性がある分野なので、実際に、親族が入院するときに高額療養費制度について説明をしてあげることができました。
ビジネスマナーが身に付く
医療事務の仕事は多岐にわたるので、電話対応や来客対応、お茶出しなど、基本的なビジネスマナーに強くなりました。
わたしが勤務していた病院は電話で診察の予約ができ、急患は24時間受け入れ可能だったので、患者様からの電話は非常に多かったです。
すぐに電話の内容を理解し、臨機応変に対応する力も身に付きました。
また、お茶出しをする際は、上座や下座、お茶の入れ方、出し方なども今では自然とできるようになりました。
どこに住んでいても需要がある
病院やクリニックは日本全国にあるので、引っ越しをして転職が必要になっても医療事務としての需要は病院やクリニックの数だけあります。
また、正社員やパートなど様々な働き方ができるので、長く従事することができる職種です。
医療事務の就職先は、病院やクリニック以外にもあるので、選択肢も多いのは嬉しいポイントですね。
医療事務の主な就職先
- 病院
- クリニック
- 歯科医院
- 介護施設
- 調剤薬局など
休日が決まっていて予定が立てやすい
医療事務の仕事は、日曜祝日が休みになる病院やクリニックが多いので、予定を立てやすいことが魅力です。年末年始の休みも決まっているので、旅行や帰省が可能です。
残業もレセプト業務がある月末から月初のみなので、それ以外の日は仕事の後友だちと食事に行くなど、プライベートを十分に楽しむことができました。
万が一、シフト制が良い・平日休みが欲しいという方は、土日診療をしているクリニックや歯科医院を就職先として選ぶのが良いでしょう。
こういったライフスタイルに合わせて休日の選択がしやすいのもメリットですね。
医療事務として働くことへのやりがいは?
わたしが実感したメリット以外に、元・現役医療事務経験者80人にも医療事務として働くことのやりがいを聞いてみました。
特に多かった傾向のコメントを一部抜粋して紹介します。
最も多かった意見は「患者さんに感謝された時」「患者さんが安心して帰られた時」でした。
医療事務は患者様に直接治療や処置をしてあげられません。しかし、患者様の不安を和らげたり、治療のサポートをしたり、たくさんの人を支えることができる仕事です。
わたし自信、患者様が帰宅するときに「ありがとう」と言ってくれると嬉しくなり、喜びを感じることができました。
医療事務の大変なところは?
メリットが多い医療事務ですが、もちろん大変なこともありました。わたしが大変だと感じたことを紹介します。
患者様が最優先なので仕事のスピードが求められる
当然のことですが、病院やクリニックには、体調が良くない患者様が来院します。そのため、緊急性が高い場合は、特に仕事のスピードが求められます。
カルテを用意しないと医師は何もすることができないので、氏名や生年月日から検索してカルテを迅速に用意したり、検査の伝票を用意したり、素早く正確に行わなければなりません。
受付での処理や会計の入力も、素早く行うことで患者様の待ち時間を減らすことができます。
どんな業務にしても正確さとスピードが求められる仕事です。
他部署との連携が重要
病院やクリニックは、専門職が集まっている職場。それぞれが知識を備えたプロフェッショナルなので、他部署の職員を敬い、良い関係を築いていくことが必要です。
どんな些細なことでも、共有することを心がけました。
特に患者様の症状に関することは、医療事務には判断できません。
初めのうちは大変ですが、小さなことでも聞くことができるような信頼関係を築いていけると良いでしょう。
担当する科の専門知識が求められる
一言に医療事務と言っても、担当する科によって必要な知識が異なります。
内科、小児科、整形外科、歯科…科によって検査の内容も処置も、処方される薬も異なります。
「この検査は何分くらいかかるの?」
「お風呂には入ってもいいの?」
など、受付に立っている医療事務員は患者様から様々なことを聞かれます。
働いているうちに覚えることもありますが、気になったことは調べて自分の知識を増やしていくと、信頼される医療事務員になることができるでしょう。
医療事務に向いている人はどんなタイプ?
医療事務のやりがいや大変な面をそれぞれ紹介しましたが、では医療事務という職種はどんなに向いている人のでしょうか。
医療事務経験者80人に医療事務に向いている人の特性を聞き、最も多かった意見をまとめました。
医療事務に向いている人
- 臨機応変に対応できる人
- コミュニケーション力に長けてる明るい人
- メンタルが強い人
- 几帳面な人
※意見が多かった順
患者様への柔らかい対応、医師看護師との正確なコミュニケーション、スピーディな対応など医療事務には必要とするスキルはたくさんありますが、中でも最も多かったのは「臨機応変に対応できる人」という意見でした。
病院には様々な年齢層、様々な症状の患者様がいらっしゃいます。お年寄りにはゆっくり対応し、緊急の患者様にはスピーディに対応するなど、場と状況に応じて切り替えをしっかりできる人が医療事務の素質があると言えますね。
医療事務の資格は本当に必要?医療事務経験者に徹底調査!
医療事務は無資格で働くことができる職業ですが、独学で資格を取得することができますし専門学校もあります。
未経験の場合は、特に資格を取得した方がいいのか、数ある医療事務の資格の中からどの資格を取れば良いのか迷いますよね。
そこで、医療事務経験者80人は医療事務の資格を持っているのかどうか、リアルな声を調査してみました。
医療事務経験者の資格保有率は43.8%!
元・現役医療事務経験者80人に「医療事務の資格を持っていますか?」と質問したところ、次のような結果になりました。
「資格を持っている」と回答した人は、43.8%、「資格を持っていない」と回答した人は56.2%という結果になりました。
資格を持っている人の勤務先の傾向も特になく、病院・クリニックが同じくらいの人数で多く、その他に歯科医院、調剤薬局、介護施設などに勤務している人もいました。
わたしは高校卒業後、専門学校の医療事務科に進学し2年間勉強しました。
専門学校在籍中に、こちらの4つの資格を取得しました。
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 医科医療事務管理士技能認定試験
- 医療秘書技能認定試験3級
- 医事コンピュータ技能検定試験3級
この章の冒頭でもお伝えしましたが、医療事務は、資格がなくてもできる職種です。
しかし、資格を取ることであらかじめ医療事務業務で必須となるレセプト業務や専門知識が身につき、医師や看護師と話をするときも、知識があることで信憑性が増し、信頼してもらえたと感じています。

【2023年は資格に挑戦】360人が選ぶおすすめ人気資格16選|取って良かった資格ランキング
医療事務経験者80人に聞く!医療事務で一番人気の資格は?
医療事務の資格は私が取得した4つの資格の他にも多数存在します。
医療事務の資格を持っていると回答した35人に保有している医療事務の資格を教えてもらい、最も保有者が多かった資格TOP3を紹介します。
圧倒的な多さだったのが「医療事務技能審査試験(通称、メディカルクラーク)」と呼ばれる資格でした。
続いて、2番目に多かったのは同率で「診療報酬請求事務能力検定」と「医療秘書検定」、そして3位は「医療事務検定」でした。
私も保有している診療報酬請求事務能力検定は、医療事務の資格の中では最も難しいと言われている資格で、医療事務の資格の中では民間資格ですが唯一、厚生労働省が認定している医療事務資格です。
参考:公益財団法人 日本医療保険事務協会
その他にも少数派の意見として次の医療事務資格が挙げられました。
医療事務関連のその他の資格
医療事務管理士(3人)、調剤事務管理士(3人)、医科医療事務技能認定試験(2人)、医療事務認定実務者(1人)
※複数回答あり
医療事務の資格選びに悩んでいる方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
医療事務の採用担当目線でも資格は重視するかアンケート調査を実施し、リアルな意見を聞いています。

医療事務の資格はどれがいい?種類や難易度、おすすめの取り方を紹介
医療事務の資格は持っておくべき?
実際に病院やクリニックで医療事務として働いた人は、医療事務の資格を持っていた方が良いと思ったでしょうか?それとも、資格は必要ないと思ったのでしょうか?
アンケート結果を紹介します。
アンケートの結果では、資格は必要だと答えた方が70%という結果になりました。資格を持っている人はもちろん、資格を持っていない人でも医療事務として務めていく中で「予め資格を取っておけば良かった」と感じた人が多くいました。
「資格は必要派」と「資格は必要ない派」、それぞれのリアルな声を一部抜粋して紹介します。
「資格は必要」派の意見
わたしは専門学校で2年間勉強し、医療事務に関する資格もいくつか取得してから病院に就職しました。新しい環境で働き始めると覚えることがたくさんあり大変でしたが、基礎知識があったので自信をもってできる部分もありました。
また、わたしが勤務していた病院では、医療事務全員が資格保有者でした。病院によって、資格を保有していることを条件としているところもあるようです。

【業界別】転職に役立つおすすめ資格一覧|112人の資格保有者の意見を基に徹底調査
「資格は必要ない」派の意見
資格は必要ないとの意見を、一部抜粋して紹介します。
病院やクリニックによって、検査や処置の内容は異なります。実際にわたしも、勉強した分野を使っていないなと思ったこともあります。
必要な知識は自然と増えていきますし、実際にレセプト業務で必要な部分だけ勉強する方法もあります。
実際に働いてから学ぶことも多い職種なので、教わったことをメモしたり、わからない単語や用語を自分で調べたり、働きながら勉強していく姿勢も大切です。
エラベルでは、医療事務にかかわらず、資格は仕事において本当に意味があるのか、転職に本当に有利なのかをアンケートを基に調査しています。気になる方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
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「資格は意味ない」って本当?役立たないと言われる理由は?資格保有者と採用担当の本音を徹底調査!
まとめ
医療事務は、病院やクリニックに欠かせない存在です。
無資格・未経験でも積極的に採用している病院やクリニックもありますので、今回この記事で紹介した仕事内容やメリットなどを参考に、やってみたいと思った気持ちを大切に、ぜひ挑戦してみてください。

「選ぶをもっと楽しく」をコンセプトに、専門家・愛好家・体験者の方にご協力頂きながら、買い物やサービス選びに悩む方たちをサポートします。一人ひとりにフィットした情報に届け、皆さんの「したい」を叶えます。
※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がエラベルに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
※掲載されている情報は、エラベルが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。