大人900人に聞く!子どもの頃の「無駄だった習い事」ランキングTOP10
目次
子どもの頃、一生懸命やっていた習い事。しかし、いざ大人になってみると、
「なんでやってたんだっけ…」
「結局、やった意味なかったな」
なんて、習い事が無駄だったと思ったことはありませんか?
今回エラベル編集部では、子供の頃にやっていた習い事について、900人の大人にアンケートを実施し、昔やっていた習い事について大人になった今、どのようにとらえているのかを調査してみました。
今回の調査結果まとめ
- 子供の頃の無駄だった習い事、1位はピアノ
- 900人中「無駄な習い事はなし」と回答した人は45%
- 子供の頃やりたかった習い事、1位は英会話
- 令和時代の子供に学んでほしいことは、「IT知識とお金」
今回の記事は、あくまで900人の大人の習い事に関する意識調査をまとめたものです。子どもに習い事をさせることは意味がないと否定する内容ではありません。
幼少期の習い事は、家や学校ではできない様々な経験を積むことができ、子どもの可能性・才能を引き出す良いきっかけにもなるでしょう。
お子さんの習い事に悩んでいる方は、幼少期のご自身の習い事の経験を思い出しながらぜひ参考にしてください。
・対象者:子供の頃に習い事をした経験のある男女900人(男性254人・女性641人)
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2022年9月8日~9月12日
※本記事エラベルが独自に制作しています。メーカー等から商品の提供や広告を受けることもありますが、コンテンツの内容やランキングの決定には一切関与していません。※本記事で紹介した商品を購入するとECサイトやメーカー等のアフィリエイト広告によって売上の一部がエラベルに還元されます。
大人900人に聞く!「子供の頃の無駄だった習い事」1位は?
900人の大人に聞いた、子供の頃にやってて無駄だと思った習い事をランキングにしてみました。
アンケートの結果、子どもの習い事の定番であるピアノ、習字、そろばんが上位という結果になりました。
定番の習い事は、そもそも習っている子どもの人口が多い分、良い口コミはもちろん悪い口コミも増えてしまうのは、ある種、仕方のないことかもしれません。
では、肝心のそれぞれの習い事が無駄だったと思った理由について、回答者からのリアルな意見を紹介していきます。
ピアノが無駄だったと感じた理由
ピアノが無駄だったと感じた方の回答はこちらです。
ピアノは、子供の習い事として人気が高いため、親としては通わせてあげたいと思う人も多いと思います。しかし、どんな習い事でも大前提「やらされている感」が強いと楽しめず、結局のところ良い思い出にはなりづらいですよね。
また、楽譜が読めるようになったり、曲を弾けるようになるために練習を重ねて努力するようになったり、少なからず身についたものはあるかもしれませんが、大人になるとピアノを弾く機会が滅多にないため「無駄だった」と感じている人の意見も多く見られました。
習字が無駄だったと感じた理由
習字が無駄だったと感じた理由はこちらです。
習字を習うメリットの1つとして「字が上手くなる」といったことがよくあげられますが、習字が無駄だったと感じている人は、字の上達に直結しなかったようですね。
そろばんが無駄だったと感じた理由
そろばんが無駄だったと感じた理由はこちらです。
そろばんは、単に計算力や暗算力が鍛えられるだけでなく、観察力・記憶力・集中力・情報処理能力といったさまざまな能力に効果が期待できる※とされています。
しかし、そういった効果を自覚しないまま、純粋に「そろばんを使わない」「計算が得意にならなかった」といった理由で意味がなかったと感じてしまう人も多いようです。
その他の無駄だと感じた習い事
上位3位の習い事の主な無駄だと感じた理由を紹介しましたが、4位以降のその他の習い事についても無駄だったと感じた理由を見ていきましょう。
全体を通して習い事が無駄と感じる最も多い意見は、「大人になって能力が活かせない」というものでした。
しかし、子どもの頃に習い事をする目的は、大人になってから能力を活かすためだけではないはずです。
この記事を読んで「自分も子どもの頃に習い事やってたけど意味なかったな」と感じている方は、今一度、当時のことを振り返って「何を身につけたか」ではなく「どんな経験ができたか」を考えてみましょう。
「無駄な習い事はなし」は45%!その理由は…
子どもの頃の習い事を無駄だと感じた大人は900人中、半数以上の491人でしたが、一方で、「無駄だった習い事はない」といった声も少なからず見られました。
「無駄な習い事はない」と回答した人の、実際の意見を見てみましょう。
無駄な習い事はないと回答した人の大半は、能力が身についた云々ではなく、
- 様々な経験ができた
- 自分の向き・不向きが把握できた
- 真剣に取り組んだから無駄ではない
といったように、「習い事をすること」自体に意味を感じているようです。
無駄な習い事始めたきっかけは、半数以上が「親の意向」
そもそも、「子供の頃の習い事は無駄だった」と回答した人と、「無駄な習い事はない」と回答した人では、習い事を始めるきっかけに違いはあるのでしょうか?
棒グラフにして比較してみましょう。
▼「習い事無駄だった」と回答した人
親の意向 65.0%(319人)
自分の意向 21.4%(105人)
友人に誘われた 6.3%(31人)
覚えていない 6.1%(30人)
兄姉がやっていた 0.6%(3人)
その他 0.6%(3人)※その他はグラフでは省略
▼「習い事やって良かった」と回答した人
親の意向 50.9%(208人)
自分の意向 33.7%(138人)
友人に誘われた 8.1%(33人)
覚えていない 5.9%(24人)
兄姉がやっていた 1.0%(4人)
その他 0.5%(2人)※その他はグラフでは省略
どちらとも「親の意向」で習い事を始めたと回答した人が最も多いですが、「子供の頃の習い事は無駄だった」と回答した人の方がより「親の意向」で始めた割合が多い結果となりました。
きっかけは何にせよ、習い事を意味あるものにするには、「自分に合っているか」「楽しめるか」が何より大切ということですね。
子供の頃に「やりたかった習い事」ランキング
900人の大人が子供の頃にやってみたかった習い事も聞いてみました。
最も人気だったのは英会話、2位にピアノ、3位にプログラミングと続きました。全体的に「無駄な習い事ランキング」でも上位に入った習い事も多くランクインしています。
1位の英会話は大人になってからも仕事や旅行などで需要が高く、大人になって改めて学ぶ方も多くいます。そのため、子供の頃から学んでおけばよかったと感じる方が多いのかもしれませんね。
また、3位のプログラミングはIT化が進む近年、2020年度から小学校でも必修科目となり、4位のダンスも2012年の学習指導要領改訂により中学校で必修科目となりました。
大人になって需要がわかる今だからこそ「やってみたい」と感じる人も多いようです。
その他、10位以降には以下のような習い事が並びました。
10位以下の少数派意見
- ギター
- ドラム
- BMX
- バスケットボール
- フィギュアスケートなど
また、最近では習い事は子どもだけのものではなく、子どもの頃に憧れだった習い事を大人になってから始める人も多くいます。
私生活の充実や趣味、気分転換に子どもと一緒に習い事を始める親世代の大人も増えているので、「今更遅い…」と諦めずに、ぜひ今からでも新たな習い事にチャレンジしてみてください。
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【将来に役立つ】令和の子どもに学んでほしい習い事
昭和、平成、令和と時代が進むにつれ、子どもの習い事も多様化し、必要とされる能力や思考も時代と共に変化しています。
そこで、こんな時代だからこそ、令和の子供に学んでほしい事を900人の大人に聞いてみました。
令和の子供に学んでほしい事
それぞれ具体的な例をあげながら多かったジャンル順に実際の声を紹介していきます。
IT・SNSに関する事
IT・SNSに関する習い事例
- プログラミング
- 動画編集
- YouTube、Instagramなど
- eスポーツ
アンケートの中でもこのジャンルの習い事をおすすめしている大人が最も多くいました。様々な職業がAI化によりなくなっていく中で、IT知識は今後も需要は伸び続けるでしょう。
2020年度より小学校でプログラミング教育が必修化されたことから子供向けのプログラミング教室の認知度もあがり人気も増えてきていますが、動画編集や、eスポーツを教えてくれる教室はまだまだ少ないのが現状です。
特にプログラミングは大人になってから1から学ぼうとすると膨大な時間と費用がかかります。子どもの内から知識を積み重ねていくのが好ましいですね。
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お金に関する習い事
お金に関する習い事例
- 資産運用
- お金の使い方
IT知識に次いで多くあがったのが、お金に関する教育についてでした。
お金・資産運用の知識は、生きていく上で必須となる知識にもかかわらず、学校では教えてもらえない分野ですよね。そういった学校では教えてくれないお金や資産運用について学べる場がほしいと感じる方が多いようです。
実際、子供向けのマネースクールも登場しており、親子で学べる講座もあります。
習い事として学ぶにはハードルが高いという方は、金融庁が紹介しているマネー教育に関するドリルやゲーム情報をチェックしてみましょう。
アウトプット力に関する習い事
アウトプット力に関する習い事例
- コミュニケーション教室
- プレゼンテーション教室
- ディベート塾
大人になって職場でプレゼンや討論をする機会が増えた時に、うまく自分の考えを伝えることができないと感じる方は、意外と多いです。
最近ではリモートワークが増え、オンラインになったことにより、より一層、簡潔にわかりやすく伝えなければならない機会が多くなったことも、要因と言えるのではないでしょうか。
特に日本人は国民性的に自分の意見をはっきり伝えるのが苦手な傾向が強いため、大人になって困らないよう、子供の頃から自分の意見を言えるようになる教室を求めている方が多いのかもしれませんね。
外国語
子どもに学んでほしい外国語例
- 英会話
- 韓国語
- 中国語
英語は学校での必修科目になっていますが、最近では観光業界のみならず様々な分野で中国語やインドネシア語など、他の外国語の需要が高まっています。
英語以外の外国語や外国の文化に関して、学んでおいた方が良いと考える方が増えているようですね。
体を動かす習い事
体を動かす習い事例
- 運動クラブ
- パルクール
- アウトドア
近年、公園や運動場が減っている地域があり、新型コロナウイルスの影響も相まって子供だけで外で遊ぶ機会は以前より減少したように感じます。
スポーツが苦手な子どもでも、基礎体力づくりのためにも習い事をきっかけに体を動かしてほしいと感じている方が多いようです。
この他にも、「世渡り上手教室」「モラルを学ぶ教室」「メンタル教室」など、ありそうでなさそうな人間力を培う教室を上げている人もおり、全体的に、今の時代を反映するような習い事を挙げる回答が多く見受けられました。
これからも時代に合った新しく楽しい習い事が続々登場することを期待したいですね。
まとめ
今回は、子供の頃の無駄だった習い事についてまとめました。もう一度今回のアンケートの結果をおさらいしましょう。
今回の調査結果まとめ
- 子供の頃の無駄だった習い事、1位はピアノ
- 900人中「無駄な習い事はなし」と回答した人は45%
- 子供の頃やりたかった習い事、1位は英会話
- 令和時代の子供に学んでほしいことは、「IT知識とお金」
自分に合っていなかった方や、大人になって役に立っていないと感じる方は、習い事が無駄だったと思っているようでした。
令和時代の子供には時代に合った習い事を勧める方が多かったので、将来役に立つような習い事をするのがよいのかもしれません。
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