2021.12.13 運動・ダイエット [ PR ] 「自分にOKを出してあげることから始めてみて」 “令和のリアル峰不二子”渋谷ゆりが摂食障害から立ち直れた理由。
「ありのままの自分を愛そう」とのボディポジティブの考え方が広まっている一方で、「痩せている＝美しい」との考え方が色濃く残る日本。痩せを追い求め極端なダイエットをした結果、思うように食事を摂ることができなくなってしまう摂食障害に苦しめられているケースも少なくありません。
SNS総フォロワーは230万人越え、令和のリアル峰不二子として話題の渋谷ゆりさん。美しすぎるボディで世界中の人を魅了してやまない彼女ですが、実は彼女も過去に摂食障害に悩まされた1人だったんです。
今回は渋谷ゆりさんに、摂食障害になってしまった理由や立ち直った方法、今悩んでいる方へのアドバイスなどを聞いてきました。
自分を愛し、1度きりの人生をポジティブに生きるための「摂食障害と渋谷ゆり的考え方」について教えていただきました。
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渋谷さんが摂食障害になったのは大学生の頃。ある一言が引き金に。
――美しいボディとポジティブなマインドで多くの人を魅了している渋谷さんですが、摂食障害で苦しんだ経験があるとお聞きしました。きっかけはあったのでしょうか？
渋谷ゆり
私が摂食障害になってしまったのは大学生のとき。大学に入るまでは女子校だったのもあって、特に見た目を気にすることなく生活をしてきたのですが、大学から共学になって周囲にいろんな人がいる環境に変化して「見られること」を意識するようになったんです。
渋谷ゆり
「あの子ってかわいいよね〜」とか「かっこいい人いた！」とか。周りが言うようになって。自分も見られているんじゃないかって、プレッシャーに感じてきちゃったんですよね。
――見られることがプレッシャーに…。
渋谷ゆり
それに大学受験にも失敗して本当に行きたかった大学にもいけなくて、てきぱきと動けないから始めたバイトもうまくいかなくて。「あれ？私って変なのなあ」と感じていた時期でもありました。
――大学という新しい環境での変化があったんですね。
渋谷ゆり
そうですね。あと、１番のきっかけは、友達に「デブ」って言われたことかなあ。
――えっ！それはひどい。渋谷さんにデブなんていう人がいたなんて…。
渋谷ゆり
って言っても、友達は冗談で言ったと思うんです。体重は今よりも軽かったし。でも大学生の私はその言葉を真に受けちゃって、そこから無茶なダイエットをはじめて、摂食障害になってしまいました。
――渋谷さんの場合、摂食障害ではどんな症状があったんですか？
渋谷ゆり
ダイエットをして痩せすぎちゃったとき、「痩せすぎだ」って言われたけど、何キロ太れば良いのかわからないくらいですね。何キロが正解なんだろう？って。普通の食事量もわからなくなってしまって。
渋谷ゆり
学校に行こうと地下鉄に乗っても、反射する窓とか小さな鏡に自分の姿が写ると「こんなデブじゃみんなに嫌われちゃう」って思い込んで、家に引き返しちゃうとか。今思い返せばそんなことないのに(笑)
――以前言われた「デブ」の一言が、ずっと頭の中に残っていたんですね。
渋谷ゆり
あとは、体重計が1つだと本当に正しい体重が計れているか不安になって、最終的に体重計を3個買っちゃったりとか。でも3つとも表示される体脂肪率が違うんですよね(笑)だから、1日中体重計に乗っていることもありました（笑）
――3つの体重計を！今でこそ笑って話されていますけど、当時は深刻な問題で辛かったでしょう…。
渋谷ゆり
そうですね。当時も「私やばいな…。」と思っていたけど、その考え方に囚われちゃっていましたね。うん、今思えば笑えるけど、当時は辛かったなあ。治したくても治せなかったから…。
渋谷さんが摂食障害から立ち直れた、2つのターニングポイント
――渋谷さんが摂食障害になってしまったきっかけは、見た目への意識の変化や心ない一言だったと思うんですが、渋谷さんが摂食障害になってしまった原因はあるのでしょうか？
渋谷ゆり
私の家が結構厳しかったのもあって、自己肯定感が育たなかったのが理由だと思います。自己肯定感が低かったあの頃は、成績がいいから認めてくれる、ビジュアルがいいから認めてもらえるれるとか、「〇〇があるから」という条件付きの愛情しかわかってなかったんです。
渋谷ゆり
もともと引っ込み思案で社交的なタイプじゃないので、自分はできないなと思うことが多くあったのも自己肯定感が低かった原因だと思っています。
――条件付きの愛情ですか…。自己肯定感が低いのが、摂食障害の原因だったんですね。
渋谷ゆり
今では、親が厳しかったのは私のことを考えた愛情表現の1つだったと気づけましたが、あの頃は「人に迷惑をかけないようにしなさい」や「良い成績をとりなさい」という言葉をそのまま受け止めてしまっていました。
――そう思えるようになった理由、摂食障害が治るきっかけはあるのでしょうか？
渋谷ゆり
治ったきっかけの１つは、芸能活動をやりはじめたことですね。でも、本当はやりたくなかったんです(笑)
――え！芸能活動はやりたくなかったんですか！？
渋谷ゆり
勝手に芸能のお仕事が決まっちゃって、出ざるを得ない状況になっちゃって。しゃべるのも苦手だし、本当はやりたくなかったです(笑)結果的には、ありのままの自分を認めてもらえる経験になったので、やってよかったなと思っています。
――ありのままの自分を認めてもらえた…？
渋谷ゆり
ファンの方やフォロワーさんが、ただただ応援してくれたんです。私何かできたわけでもないのに。条件付きの愛情しかわからなかった私を、無条件で応援してくれて。そこで初めて、「私ってこのままでもいいんだ！」と思えたんです。
渋谷ゆり
あとは海外に引っ越したことも、摂食障害から立ち直れた1つのきっかけでした。
――芸能界引退後、中国に移住されていましたもんね。
渋谷ゆり
はい。うちの家庭もそうでしたが、日本の人って「人目を気にしなさい」みたいな謙虚さを美徳としていることが多いと思うんです。でも海外の人は「私はこうだけど！」って、みんなが自分を曝け出して自分の個性を大事にしているなあと感じられたことが、マインドが変わるきっかけでした。
渋谷ゆり
日本では「変だね」と言われることが多かった私だったけど、海外移住の経験でも「変な私でも変なままでもいいんだ！」と思えて。本来の自分に戻れるきっかけになりました。
――中国に移ったときは全て順調だったんですか？
渋谷ゆり
そんなことはありません！移住した当初は、中国語すら喋れなかったですもん(笑)喋るのは片言の中国語だし、芸能活動をやっていたりフォロワーさんがいたりってことも知られていないし、日本で築いたものは何の意味もなくなっちゃって。
渋谷ゆり
ですが、そんな何もない私でもみんなが助けてくれた。何かを求めてじゃなくて、無条件の愛で助けてくれた経験でした。
――後ろ盾も何もない、ただの「渋谷ゆり」を認めてもらえたと。
渋谷ゆり
自己肯定感が低くて自分が自分のことを認めてあげられなかったら、人から優しくされたときに「この人って私が〇〇だから優しくしてくれるんだな」って自己完結させて条件付きの愛情だと決めつけちゃうと思うんです。本当は違ったとしても。
渋谷ゆり
ですが、何もない私だけどみんなが助けてくれたという経験を経て、ありのままの自分を認めてもらえると知っていけました。
――芸能経験と海外移住の2つでマインド、考え方が変わっていったんですね。食事を摂れるようになったきっかけはあったんですか？
渋谷ゆり
何をどれくらい食べればいいか忘れちゃっていたくらいだったから、まずは普通の食事量に戻そうと思って。そのために筋トレを始めました。
――どうしてですか？
渋谷ゆり
筋トレのおかげで「運動したから身体に良いものを食べよう」というマインドができて、徐々に食事も摂れるようになっていったんですよね。
渋谷ゆり
筋トレをすると、「今日も筋トレができた！」ってポジティブな気持ちで満たされて、自分を大切にして認めてあげる感覚も積み重なっていったんです。
――渋谷さんのトレーニングのルーツがこんなところにあったなんて驚きです！
渋谷さんの摂食障害との向き合い方。まずは「自分にOKを出してあげる」
渋谷ゆり
私の場合は、芸能活動と海外移住によってありのままの自分を受け入れられて自己肯定感が上がり、筋トレのおかげもあって食事も楽しめるようになり摂食障害から立ち直っていけました。
渋谷ゆり
でも、自己肯定感をあげるために大事な、ありのままの自分を認めてあげることすら難しいっていう人も多いと思うんです。
――そうですね…。
渋谷ゆり
だから自分を認められなくて悩んでいる人は、まずは「自分に優しくしてあげる」ことから始めてみてほしいと思います！
――チョコを食べちゃっても「また食べちゃった…」と罪悪感に苛まれるんじゃなくて、「たまにはこんな日もあるよね！」みたいに考える、みたいな感じですか？
渋谷ゆり
そうそう！そうやって、ちょっとずつでも自分への優しさを増やしてあげてみてほしい！何もないところから自分を認めたり褒めたりするのは特に難しいから、何か「できることを増やす」のもいいと思います。
――できることを増やすですか。渋谷さんが増やした「できること」ってなんですか？
渋谷ゆり
食事を見直すきっかけにもなった、筋トレです。筋トレをした日は、「今日もトレーニングができた！私すごい！」って、できた私を褒めてあげています。筋トレによって身体も変わり自分ができることも増えていって、自己肯定感も上がっていきました。
渋谷ゆり
「筋トレができた！」から始まって、「筋トレをしたから身体にいいものを食べよう！」と、1つポジティブなことがあると、ポジティブの連鎖が起こっていくんです。
――なるほど！
渋谷ゆり
摂食障害って、いままで自分の中に合った問題が表に出てきただけだと思んです。私はダイエットがきっかけで摂食障害になってしまったけれど、それ以前に自分の性格や環境が作り上げた問題があったんです。
渋谷ゆり
だから摂食障害になってしまった自分を責めるんじゃなくて、「環境で摂食障害になっちゃったならしょうがないよね！」って、自分を受け入れてあげる。
――摂食障害はもともとあった問題が表に出てきただけ、ですか。
渋谷ゆり
例えば20歳で摂食障害になっちゃったのなら、20年間積み重ねてきた環境があるってことだと思うんです。摂食障害を治すには、20年間の積み重ねた環境を変えていかないといけないわけだから、いきなり治そうとする方が無理があると思います。
――たしかにどんなことであっても、20年の習慣は一朝一夕で変えられるものじゃないですね…。
渋谷ゆり
だから、自分に寛大になって「時間はかかるけど、大丈夫だよね」って思ってあげてほしいんです！
渋谷ゆり
摂食障害になる人って自分に厳しかったりストイックだったりする人が多いから、まずは自分にOKを出してあげることが大切。「そんな自分でもいっか〜！」くらいゆるい感じ！
――自分にOKを出してあげることでから、認めてあげる、褒めてあげるへと徐々にステップアップしていくと。
渋谷ゆり
あとはネガティブな人から自分を遠ざけたりして、周りにポジティブな人がいる環境に変えるのもいいかも。
――どういうことですか？
渋谷ゆり
自己肯定感が低かった当時の私は、自分を否定する人ばかりを周りに置いていたんです。「私の価値はこれだけしかないから、私の意見は間違っているかもしれない。否定的なことを言ってくる人の意見が本当じゃないのかな」って思っちゃって。
渋谷ゆり
自分が自分を認めあげられていないのに、周りにまで自分を認めない人を置いたら、誰も自分を認めてあげなくなっちゃう。意志を変えるのってなかなか難しいことだから、思い切って環境から変えるのも効果的だと思います。
――たしかに。
渋谷ゆり
環境ってやっぱり大事。ネガティブな考え方をする人と一緒にいると自分もネガティブに引っ張られちゃうし、ポジティブな人の中にいると自然と自分もポジティブになりやすい！
渋谷ゆり
リアルな人間関係もそうだけど、SNSでもネガティブなことを発信する人のフォローしないで、自分の中に入ってこないようにするのもいいと思います！
今摂食障害で悩んでいる人に向けたアドバイス
――最後に、今まさに摂食障害で悩んでいる人に向けてのメッセージをお願いします！
渋谷ゆり
多様な美を認めてあげてほしい！女の子ってみんな違った可愛さがあって、ぽっちゃりって思う子だって、女性らしくてかわいいんです！
渋谷ゆり
私がダイエットをしていたときは、モデルさんみたいなスレンダーな体型を目指していたんです。でも体質的にどうしてもなれないって気づいて…。違う誰かになろうとするのじゃなくて、自分の良さを伸ばすようにしてほしい！誰だってかわいいから！
――多様な美、なるほど！
渋谷ゆり
って言っても、やっぱり自分を責めていた人が自分を愛するのって難しい。だから「それでもいいじゃん！OK〜！」って思うことから始めてみてほしい！トレーニングでも食事でも、ちっちゃいことから始めれば大丈夫だから。
――「いいじゃん！OK！」が合言葉ですね！
渋谷ゆり
もし自分を責めそうになったら、赤ちゃんとか親友とか、あなた自身をあなたの大切な人に置き換えてみてください。大切な人に「なんで食べちゃったの？」なんて、絶対言わないでしょ？
渋谷ゆり
人のことになると「健康に美しくなろうよ！」って言えるのに、自分のことになった途端言えなくなっちゃう。そんなときには客観視するのがいいなと思って、私も自分自身を責めそうになった時には自分を親友に置き換えて考えるようにしています！
――自分を客観視するのってなかなか難しいことですが、大切な人に置き換えてみると考えると簡単にできそうですね！
渋谷ゆり
私自身、美しくなりたくてダイエットをしていたのに、肌や髪がパサパサになって美しさから遠ざかっちゃっていて。何を目指しているの？って状態になっていたから、幸せになるためにゴールも幸せに目指してほしい！
渋谷ゆり
まずは自分にOKを出して、自分を愛してあげる。それが最終的に心と身体の健康に、そして幸せに繋がると思います！
――幸せにゴールを目指す！
渋谷ゆり
私が摂食障害だったときって、摂食障害についての情報が少なかったんです。だから私が宅トレ動画をあげたりダイエットのマインドを発信したりすることで、今悩んでいる子たちの力に少しでもなれたらいいなと思っています！
渋谷ゆり
幸せになるために、ちょっとずつ自分を愛してあげてね♡
まとめ
渋谷ゆりさんが発信するポジティブマインドと、トレーニングによって作るあげられた美ボディの原点にも繋がるお話を伺えた今回のインタビュー。
「まずは自分を認めてあげてOKを出してあげる。」
「できることを増やして自分を褒めてあげる。」
まさに学生時代に摂食障害で悩んでいた筆者にとって、「あのとき聞きたかった」と感じるお話ばかりでした。
一気に変えようとせず、小さなことから始めれば大丈夫。渋谷さんのポジティブパワーも借りながら、ちょっとずつちょっとずつ、あなたの幸せに一歩一歩近づいてきましょう！
【2023年最新】料金が安いパーソナルジムおすすめTOP10！ダイエットしたい方必見
Writer執筆者
プロテインマイスター®️。週1回のパーソナルトレーニングと宅トレのおかげで、1年間で体重-8kg体脂肪率-7%のダイエットに成功。現在は暗闇フィットネスも併用しながら週4回以上身体を動かしている運動マニア。
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