ライター・専門家
薬剤師が転職する方法とおすすめ転職サービス6選|実体験から成功のコツを徹底解説

薬剤師が転職する方法とおすすめ転職サービス6選|実体験から成功のコツを徹底解説

「今の状況を変えたいけど、転職して失敗するのは嫌だな…」
「職場で不満があるけど、解決するには転職した方がいい?」

など、薬剤師の転職に関して悩んでいませんか?

薬剤師は他の業界と比べて転職経験のある方が多い印象ですが、実際に自分が転職するとなると、何から始めたら良いのか分からないものです。

そこで、今回は複数回の転職経験をもつ薬剤師の「村岡祐菜」

・本当に転職するべきか
・薬剤師の転職を成功させるコツ
・薬剤師のおすすめ転職サービス

について、ご紹介します。

私自身の転職経験談をもとに、ご紹介していくのでぜひ参考にしてください!

※すぐにおすすめの転職エージェントが知りたい方は「薬剤師の転職におすすめのエージェント6選」をクリック!

Specialist専門家

薬局薬剤師・Webライター。会社員として働き続けることに疑問を持ったのがきっかけで転職。正社員から派遣社員、パートへと働き方を変えながら、複数の仕事を両立させる生活にたどり着く。現在は薬剤師の知識と複数の転職経験を生かし、薬や薬剤師のキャリアに関する記事の執筆にも携わっている。

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転職すべき薬剤師の特徴3選|理由が明確で問題の解決ができない場合は転職を

カルテを見る薬剤師の写真

まずは転職するべき薬剤師の特徴を3つ解説します。結論からお伝えすると、「転職理由が明確で、今の職場での問題点が解決できない状況なら転職するべき」といえるでしょう。

転職すべき薬剤師の特徴3選

  • 生活の変化で通勤できなくなる
  • 体調に支障をきたすレベルの職場環境
  • 会社の規定によりやりたいこととの両立ができない

主に上記があげられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

①生活の変化で通勤できなくなる

通勤する女性の画像

まず、結婚や引っ越しなど、生活の変化で職場が遠くなり通勤できなくなる場合は、転職する必要があるでしょう。新しい家の近くに今の勤務先が系列店舗を出店している場合は、異動を希望するのも1つの方法です。

いずれにせよ、今働いてる店舗では働けません。結婚や引っ越しは日付が決まっているはずなので、タイミングを合わせて転職できるよう早めに準備や相談を進めておきましょう

ただし転職する場合は、将来を見据えて転職先を探すことが重要です。その場しのぎで転職先を決めてしまうと、また次のライフイベントが起こったタイミングで転職活動をしなければならなくなってしまいます。

②体調に支障をきたすレベルの職場環境

長時間労働に嘆く女性の画像

当たり前ですが、人間関係のストレスや劣悪な労働環境などにより、体調に支障が出ている場合は転職しましょう。生活するためには働いて収入を得る必要がありますが、仕事を続けるためには、体が資本です。

注意すべき職場環境

  • パワハラ
  • いじめ
  • サービス残業
  • 度を超えた長時間労働

改善される見込みが立たない場合は、早めに今いる環境から離れてください。労働環境の悪さは、長く勤めれば勤めるほど違和感を感じなくなってしまいます

人間関係の悩みはどの環境に行っても起こりうることですが、理不尽なパワハラやいじめなどにより体調に支障をきたすほど精神的負荷が大きいのであれば、別な環境に移動することを考えましょう

村岡祐菜
村岡祐菜からアドバイスSpecialist Advice
私の場合は、フィードバックの度を超えたきつい言葉や悪口が飛び交う居心地の悪さに耐えながら仕事をしていたら、最終的に体調を崩して退職することになってしまいました。

一度仕事をやめてしまうと、立て直しに大きなエネルギーと時間が必要です。退職しなければならないほど体調が悪化する前に早めに行動を起こしましょう。

③会社の規定でやりたいことができない

ライター

今の職場でやっている仕事以外にもやりたいことがあるのにもかかわらず、会社の規定が原因で制限されている場合も、転職を視野に入れたほうが良いでしょう例えば副業が禁止されていて挑戦したいことができないという場合が考えられます。

会社の規定は簡単には変わりません。最近は副業が解禁されている会社も増えてきているので、やりたいこととのバランスが取れるような条件の職場に転職するのは将来を見据えると賢明な判断といえます。

村岡祐菜
村岡祐菜からアドバイスSpecialist Advice

私が副業を始めるにあたって重要視したポイントは以下の3つです。

副業が許可されているか:会社に隠して副業することもできるが、万が一のリスクを考えると許可されている職場を選んだ方が安心できるため

週休2日を確実に確保できるか:本業の休みが2日あるとスケジュールに余裕ができるため(1日を副業に、1日を休日や予備日として使える)

月の残業時間が10時間以内であるか:毎日1時間以上の残業が発生すると、副業をする体力的・精神的余裕がなくなってしまうため

転職先の選び方に迷っている方は参考にしてください。

今すぐ転職すべきでない薬剤師の特徴4つ|今の職場で解決できる可能性を探る

悩む女性

続いては「すぐに転職するべきでない人」について、4つのパターンを紹介します。

村岡祐菜のプロフィール画像
村岡祐菜
結論としては、「転職理由があいまいな場合や今の職場で問題解決できる可能性がある理由の場合は、あえてエネルギーが必要な転職をしないほうがよいケースもある」ということです。
  • 今の環境がとにかく嫌で抜け出したい
  • 職場に気が合わない人がいる
  • スキルアップ・キャリアアップしたい
  • 収入に不満がある

上記のような理由の場合は、本当に転職すべきかを一度吟味することが大切です。それぞれの理由について詳しく解説します。

①今の環境がとにかく嫌で抜け出したい

悩んでいる男性

「今の環境が嫌だから勤務先を変えたい」という人は、まず「今の職場が嫌な理由」を明確にすることから始めましょう。

嫌な理由が不明確なままでは、転職が妥当な解決策かどうかの判断ができません

転職せずに「今の職場が嫌な理由」が解決する可能性や、転職したからといって「嫌な理由」が解消されない可能性も考えられます。もしかすると薬剤師以外の仕事をすることが解決策になるかもしれません。

嫌な理由があいまいなまま転職活動を始めても、成功する確率は低いでしょう。

まずは「転職したい」と考えるようになったきっかけや、今の職場のどこに不満を持っているのかを言語化して紙に書き出してみてください。

村岡祐菜
村岡祐菜からアドバイスSpecialist Advice

私は紙に書かずに転職活動をした結果、短期間のうちに何度も職場を変えることになりました。

今振り返ると、当時の環境を「嫌だ」と感じた理由は以下のようなものでした。

副業と両立できない:副業は土日がメインだが、本業がシフト制なのでなかなか参加できない

定時に終わらない:土日休みであっても平日に毎日1時間以上残業が発生している

職場の空気が悪い:マイナスワードが飛び交っていることに強いストレスを感じ、仕事のパフォーマンスが下がる

不満の根底にある原因まで深ぼって考えることにより、「不満は自分でも解消できる範囲のものなのか」「職場を変えないと改善できないのか」がはっきりします。

②職場に気が合わない人がいる

人間関係

「職場に気が合わない人がいる」という方も、一度転職するかどうかをじっくり考えた方がよいでしょう。

人間関係の悩みが転職の理由になることは珍しくありませんが、職場を変えればまた新しい人との人間関係を構築する必要があります。

新しい職場で人間関係の悩みを抱えないという保証はないのです。

明らかなパワハラやいじめなどで精神的な負担が大きい場合は環境を離れることが身を守ることにつながります。

しかし、滞りなく業務ができるようなら今すぐの転職は考え直してみてもよいでしょう。

今の職場の人となぜ「気が合わない」と感じているのかを明確にして、自分にも改善できる部分がないかどうかを振り返ってみてください

村岡祐菜
村岡祐菜からアドバイスSpecialist Advice

例えば私の過去の事例を挙げると、「無愛想で何を考えているか分からない人」に対して、なんとなく「気が合わないな」と感じていました。そこで私が実践した改善策は2つです。

・休憩時間に仕事と関係ない話題を自分から話し、質問する

・仕事中に質問する際、質問だけをするのではなく、自分なりの答えも提示する

相手は自分の鏡なので、「何を考えているか分からない」と自分が感じるなら、相手も同じことを感じている可能性があります。

まずは自分が「こんなことを考えています」という自己開示をしたことで、相手も自分の考えを話してくれるようになりました。

「気が合わない」と感じている理由を探り、相手も同じことを感じているとしたら?という視点で自分の言動を振り返ると、解決策が見えてくることがあります。

③スキルアップ・キャリアアップしたい

勉強する女性

スキルアップやキャリアアップを望む人も、転職だけが手段とは限りません。一口に「スキルアップ・キャリアアップ」といっても、薬剤師のスキルアップやキャリアアップの方向性はさまざまです。

今いる環境で望んでいるスキルアップやキャリアアップができる手段はないのかどうか、転職することで希望するスキルアップが可能かどうかはじっくりと吟味しましょう。

今の職場で可能性があるのなら、実績を積んで信頼関係を築き上げるのも1つの選択肢として有効です。

村岡祐菜
村岡祐菜からアドバイスSpecialist Advice

合わせて、スキルアップやキャリアアップが「やりたくないことから逃げるための言い訳」になっていないかどうかも振り返ってみてください。

私の場合は「スキルアップしたい」といいつつ、やりたくない業務から解放されたい気持ちの裏返しだった時期がありました。

④収入に不満がある

お財布と電卓

最後は収入に不満がある場合です。収入の金額設定は、今のスキルや経験を考慮すると妥当な場合と、明らかに相場よりも低い場合が考えられます。

収入が少ないという理由で転職しても、スキルや経験が不足している状態では収入が上がる保証はありません

明らかに相場より低い収入の設定ではない場合、長く勤めることでその企業との信頼関係が強固になり年収がアップすることも考えられます。

まずは自分が今持っているスキルや経験で転職をしたとして、望む収入が手に入る案件があるのかどうかは調べておいた方がよいでしょう。

参考までに、薬剤師の平均年収を年代別に見てみます。

年齢

男性

女性

20代

約416万円

約428万円

30代

約617万円

約525万円

40代

約678万円

約590万円

50代

約725万円

約645万円

参考:マイナビ薬剤師

 

業種によっても年収は異なるので一概には言えませんが、20代から30代にかけて年収の上がり幅が大きくなっています。この年代でキャリアアップする方が多いのでしょう。

薬局薬剤師であれば、一般薬剤師から管理薬剤師になることで年収アップが期待できます。また、認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取るのも年収を上げるために有効です。

ただし、現場で必要な資格でなければ年収に反映されないこともあるので注意してください。

薬局薬剤師の転職体験談|転職を成功させるために必要なことを経験から学ぶ

スーツの女性

続いては、転職を複数回経験した私が過去の事例から学んだことを共有します。今回お伝えしたいポイントは3つあります。

  • 転職先は落ち着いて吟味しよう
  • 派遣先で困ったことがあれば我慢せず相談しよう
  • 転職先は今後のライフプランも考慮して慎重に検討しよう

それぞれ詳しく解説します。

転職先は落ち着いて吟味しよう

勉強している女性

初めての転職は、「副業とのバランスが取れない」というのが理由でした。副業に力を入れるために正社員から派遣社員または契約社員になり、同時に引っ越しをすることを決めていました。

「土日休みで通勤時間が30分以内」というのが必須条件だったのですが、その他の細かい要素については全く吟味していませんでした。

薬剤師になって2年目と経験が少ない中での転職であることも相まって、「断ったら転職先が見つからないのではないか」という不安でいっぱいでした。

他の薬局と比較することなく、最初に面接を受けた薬局に決めたのです。

結局土日休みは確保できたものの平日の拘束時間が長かったため、目指していた副業との両立はうまくいかない結果に終わりました。

「今の職場を継続できない具体的な要素」「転職先に求める条件」はくまなく書き出すことを強くおすすめします。

転職前の職場を継続できない要素をすべてクリアしていなければ、不満の残る転職になってしまいます。

困ったことがあれば我慢せず相談しよう

カウンセリングを受ける女性

2回目の転職では、契約社員から派遣社員になりました。初めての転職で平日の残業時間が長かったことがうまくいかない要因だったため、残業のない派遣社員ならうまくいくのではないかと考えたのです。

しかし、配属された薬局の雰囲気が自分にとっては強いストレスになってしまいました。スタッフは常に忙しさでピリピリしていて、時折怒鳴り声が聞こえてくるような環境だったのです。

すぐに契約終了を希望すればよかったものの、「もう少し我慢すればよいのではないか」「契約終了して次の勤務先が見つからなかったら収入がなくなってしまう」という気持ちから、派遣会社の担当者に相談することすらしていませんでした。

最終的に体調を崩してしまい、派遣社員として働き続けられなくなってしまいました。

派遣社員は正社員と異なり、1ヶ月ごとに契約を更新するかどうかを決められます。

また、派遣会社に所属しているので、派遣先に不満がある場合は「転職」という形を取らずに次の勤務先を探せることがメリットです。

派遣先で困ったことがあったら、契約終了するかどうかにかかわらず、まずは派遣会社の担当者に相談してください。

今後のライフプランを考えた上で慎重に検討を

通勤する女性

最後は体調を崩してしばらく休職したあと、現場復帰するために職場探しをした際の経験談です。できるだけ早く休職前の環境を取り戻すために、休職前と近い条件で仕事ができる場所を探しました。

休職により経済的余裕がなくなっていたこと、コロナで求人が減少していたことによる焦りから、長期的なライフプランについて考慮しないまま復帰先を決めてしまいました。

その後引っ越しにより通勤が難しくなり、半年程度で契約を終了しなければならない結果となりました。

転職先を探す際は目先の生活もさることながら、今後のライフプランも視野に入れた上で検討することをおすすめします。

薬剤師の転職を成功させるなら雇用形態も重要!メリット・デメリットを比較

メリットとデメリット

経験談でお伝えした通り、私は正社員・派遣社員・パートと3種類の雇用形態を経験しました。

それぞれの雇用形態には特徴があり、自分に合った雇用形態を判断することも転職を成功させる上では重要なポイントです。

続いては、私が実際に働いて感じたメリット・デメリットを雇用形態ごとにまとめました。どのような働き方にするか迷っている方、雇用形態の違いによる特徴を知りたい方は参考にしてください。

なお薬局での経験が元になっているので、病院やドラッグストアでは状況が異なる場合があります。薬局以外で転職先を探している方は、病院やドラッグストアの情報も調べた上で判断してください。

正社員のメリット

調剤事務

派遣社員やパートにはない正社員ならではのメリットを感じたのは以下の2つです。

  • 毎月決まった給料が得られる
  • 福利厚生が充実している

最も感じたのは「決まった給料が毎月入ることが分かっている安心感」でした。派遣社員やパートは時給制なので、出勤日数によって収入が変動してしまいます。

ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などの長期休暇がある月でも収入が減らないというのは、正社員ならではのメリットです。

福利厚生も、派遣社員やパートと比較して正社員の方が充実していたと感じました。例えば健康保険は、正社員であれば社会保険に入ることが可能で、保険料も会社と折半です。

一方でパートの場合は、勤務時間が短いと社会保険に入れません。国民健康保険に加入する必要があり、保険料も全額自己負担なのでコストが上がってしまいます。

収入面と福利厚生の充実度は、3つの雇用形態では正社員にかなうものはありませんでした。

正社員のデメリット

薬剤師

派遣社員とパートを経験した結果、正社員のデメリットが浮き彫りになった部分がありました。

  • フルタイム勤務なのでプライベートや副業との両立がしづらい
  • 必要に応じて残業が生じる

「正社員は仕事に費やす時間が長い」というのが、派遣社員とパートを経験して感じたことです。基本的に週休2日で、残業も生じるのでプライベートの時間が短くなってしまいます。

薬局の場合はシフト制であることも多いので、土日休みを確保することは困難でした。

正社員以外の働き方を経験する前は、シフト制や残業があることは「当たり前のこと」と思っていました。

しかし基本的に残業がない派遣社員という働き方や、土日休みを確保できるパートという働き方を経験した今では、正社員にもデメリットはあるのだと感じています。

派遣社員のメリット

出社する人

続いては派遣社員のメリットです。派遣社員として働いていたときに感じたメリットは以下の通りです。

  • 平均月収が高い
  • 基本的に残業がない
  • 1ヶ月ごとに契約更新するかどうかを決められる

「時給が高く残業がない」というのが、派遣社員として働いていた頃の印象です。派遣社員は基本的にボーナスがありませんが、その分月収に上乗せされているようなイメージでした。

条件によっては正社員より派遣社員の方が稼げることも考えられます。

基本的に残業がないため、終業後の予定を立てやすいのもメリットです。副業などをする予定のある方は、残業がないことで副業のスケジュール管理がしやすくなります。

派遣先との契約は1ヶ月ごとの更新なので、ライフスタイルが変わりやすい方やいろいろな薬局で働きたい方にとってはメリットとなるでしょう。

派遣先の社員の方からは「外部から応援に来てくれている人」というような認識になるので、職場の人とはある程度距離を保って仕事をしたい方にもおすすめです。

派遣社員のデメリット

時間とお金が均等

派遣社員時代に感じたデメリットは2つあります。

  • 祝日などがあると収入が減る
  • 基本的にはフルタイム勤務なのでパートと比べると時間の融通は利きづらい

収入の不安定さは、正社員を辞めたときに感じました。ゴールデンウィークや年末年始は出勤日数が減るので、時給が高い分収入の減少も大きかったことを覚えています。

収入が不安定とはいっても生活に困るほど減ることはなかったので、収入が多い月にお金を残しておくなどして対応していました。

勤務時間に関して、残業はありませんが基本的にはフルタイムの勤務なのでパートと比較すると融通は利きづらかったように感じます。

副業に力を入れたい方などは、フルタイム勤務が負担に感じられることもあるでしょう。

パートのメリット

 
スマホで登録

パートタイマーとして働いている今感じているメリットは2つあります。

  • 勤務時間や出勤日数を選びやすい
  • 残業が少ない

パートは契約時に出勤可能な曜日や時間帯を相談できるので、フルタイムに限らず週に2〜3回といった働き方ができるのはありがたいと感じています。

複数の薬局を掛け持ちして、派遣社員のような働き方をすることも可能です。

残業は派遣社員と比較すると発生する頻度は高いですが、正社員より負担は軽い印象です。予定がある日は事前に伝えておけば融通を利かせてくれることもあるので、スケジュール管理はしやすいといえます。

パートのデメリット

カレンダーでスケジュールを決める人

正社員や派遣社員と比較して感じるデメリットは2つあります。

  • 福利厚生の充実度が低い
  • 派遣社員より時給相場が低い

勤務時間が短くなるので仕方がないのですが、福利厚生の充実度は正社員や派遣社員と比較して下がります

正社員のメリットのパートでお伝えした通り、パートタイマーは一定の勤務時間を満たさなければ社会保険や厚生年金がありません。

国民健康保険は全額自己負担なので、健康保険料の負担は上がります。

年金に関しても基礎年金のみの支払いになるので、将来支給される年金額は大幅にダウンしてしまいます。将来の資金繰りを自分で考える必要があるでしょう。

時給に関しては、派遣社員と比較すると相場が低い印象があります。派遣社員は時給が2,500円を超えるような案件もありましたが、パートタイマーになると2,000円台前半が多かったように感じています。

フリーランス薬剤師への転職はさまざまな働き方をしたい方向け

登録販売者

「会社に雇用されて働く」という働き方以外にも、最近は「フリーランス薬剤師」という契約の仕方も出てきています。

フリーランス薬剤師の場合、薬剤師自身が個人事業主として薬局と直接業務委託契約を結びます。

契約は1ヶ月ごとに更新され、勤務日数も比較的自由に選べます。条件がうまくマッチすれば、「単発でこの日だけ仕事する」「旅行をしながら地方の薬局で1ヶ月だけ働く」といった働き方も可能です。

時給相場も派遣社員より高いので、いろいろな薬局を見てみたい方や会社員以外の働き方を経験したい方にはおすすめです。

私は現在パートタイマーとして働きながら、フリーランス薬剤師になるための準備を進めています。

薬剤師の転職におすすめのエージェント6選

雇用形態による特徴の違いが分かったところで、続いては具体的な転職方法を紹介します。

正社員や派遣社員、パートとして雇用契約を結んで働くのか、フリーランス薬剤師として業務委託契約を結んで働くのかにより、おすすめの転職方法は異なります。

今回は私の実体験を通して、おすすめの転職エージェントを紹介します。「転職することを決めたけれど、何から始めたら良いのか分からない」という方はぜひ参考にしてください。

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「薬剤師の転職」に関してよくある質問

Q&A パソコン検索 女性

最後は薬剤師の転職に関してよくある質問にお答えします。今回は経験談をもとにした解説だったため、疑問にお答えしきれていない部分もあることでしょう。ぜひQ&Aで疑問や不安を解決してください。

よくあるQ&A

    転職時期はいつが適切ですか?

    A. 一般的には「冬のボーナス支給後」がベストだと言われています。

    冬場は薬局の繁忙期にあたるので、求人案件の数が増加することが予想されるためです。

    とはいえ、冬までに期間がある場合辛い環境で働き続けるのは負担になってしまいます。

    個人的にはあまり時期にこだわりすぎなくてもよいのではないかと考えています。

    転職することは、今の職場にいつ伝えたらよいですか?

    A. 転職先が決まってから退職届を提出しましょう。

    転職先が決まらないまま退職届を出してしまった場合、期日までに働く先が見つからなければ収入がなくなってしまいます。

    会社によって「退職の●ヶ月前までに申し出ること」というような決まりがあるため、事前にチェックしておいてください。

    今の会社の規則をふまえて、いつから出勤できるかを転職先に伝えましょう。

    今の職場から辞める理由を聞かれたらなんと答えたらよいですか?

    A. 最後だからこそ正直に伝えることをおすすめします。

    自分が辞めてから環境改善につながる可能性もあるでしょう。

    面接で転職理由を聞かれたらなんと答えたらよいですか?

    A. 面接では、基本的に転職理由は前向きな理由に言い換えて答えましょう。

    例えば転職理由が「給料に対する不満があるため」である場合は「スキルアップを通して会社に貢献し、収入をあげたいから」という形です。

    「現状をどのように変えたいか」に視点をおいて答えるようにすると前向きな理由になります。

    まとめ:転職以外の解決策も吟味して慎重な決断を

    今回は、私の転職経験から学んだ薬剤師の転職事情についてお話ししました。

    転職は今後の人生を決める大きな決断の1つでもあります。納得のいく結果が得られるよう、慎重に吟味して決めてください。

    今悩んでいることに対して、転職以外のアプローチもできるかもしれません。同じような状況を乗り越えた人が近くにいれば、ぜひ実際に話を聞いて自分に応用できるところがないか考えてみましょう。

    後悔のない決断をする上で、この記事が少しでも役に立てばうれしく思います。

    Writer執筆者

    薬局薬剤師・Webライター。会社員として働き続けることに疑問を持ったのがきっかけで転職。正社員から派遣社員、パートへと働き方を変えながら、複数の仕事を両立させる生活にたどり着く。現在は薬剤師の知識と複数の転職経験を生かし、薬や薬剤師のキャリアに関する記事の執筆にも携わっている。

    ※記事で紹介されている商品を購入すると、売上の一部がエラベルに還元されることがあります。メーカー等の依頼による広告にはPRを表記します。
    ※掲載されている情報は、エラベルが独自にリサーチした時点の情報を掲載しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。

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